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〈特集〉老舗から話題店まで おすすめ神戸洋食 10選

老舗名店が守る至極のグラタンとビフカツサンド
三宮の老舗洋食店『欧風料理もん』

三宮・生田神社のすぐそばにある、今年で創業88年を迎える老舗洋食店『欧風料理もん』に行ってきました。たくさんの文化人に愛されてきた、神戸の中でも歴史ある名店です。

三宮駅から徒歩5分、生田ロード沿いにあります

出迎えてくれたのは4代目のマダム。2階に案内され、広くゆったりとしたテーブル席でメニュー表を眺めながら思案していると、「女性の方にはグラタンも人気ですよ」とのこと。この日は外が寒かったこともあり、即決でいただくことに。

「海老のグラタン」1,480円(税込)

秘伝の味を保つため、昔からの作り方を一切変えていないという「グラタン」は、ニンジンや玉ねぎなどの野菜を細かく刻みバターで炒め、小麦粉、牛乳を合わせてじっくりと煮込んだホワイトソースを、さらにていねいにこして仕上げることから始まるのだとか。

一口いただくと、野菜の強い甘味と旨味がしっかりと感じられます。が、その野菜たちはソースに溶け込んでいるため姿形は存在せず、とろりとなめらかな舌触りの良さだけが口中に残ることに驚かされます。そこに海老とマカロニとマッシュルームがごろっと入っており、それぞれの食感と香りを楽しめ、夢中で食べ進めてしまいます。表面のチーズはこんがりと焦がされ、ほろ苦さがまろやかなソースのアクセントとなり、さらに美味しい。

「ビフカツサンド」2,380円(税込)

今回気になるメニューがもうひとつ。それは友人から噂を聞いていた「ビフカツサンド」で、今回、お土産としてそちらもいただきます。

2種類のパン粉を独自にブレンドし、菜種油でからりと揚げられたビフカツは、神戸牛の希少部位”フィレ”を使用。口に入れた瞬間にとろける肉質は、”歯がいらない”という表現があてはまる柔らかさで、すぐさま肉の旨味がじゅわっと広がります。

「創業時からのレシピを変えずに守り続けるのが役割であり、使命だと考えています」と話す公太さん。若き5代目によって受け継がれる「もん」では、何年先に訪れても変わらない美味しさに出会えそうです。

場所 欧風料理 もん
(神戸市中央区北長狭通2‐12‐12)
営業時間 11:00~20:45(L.O.)
定休日 第2・3月曜日
※祝日は営業
TEL 078‐331-0372

▶さらに詳しくはこちらの記事から

 

掲載情報は2024年2月5日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
料金は税込表記を基本としています。

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