旧甲子園ホテルの公開や、ジャンボクリマスツリーの点灯など

武庫川女子大学『甲子園会館ライトアップ』　西宮市

　昭和初期の歴史的建造物「旧甲子園ホテル」を活用した武庫川女子大学甲子園会館（西宮市）で11月28日と29日、ライトアップイベントが行われる。入場無料。

　国の近代化産業遺産および登録有形文化財に登録されている甲子園会館（旧甲子園ホテル）は、近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライト（米・1867～1959）の愛弟子・遠藤新（1889～1951）が設計。「打出の小槌」を主題にしたオーナメントや緑釉瓦、西ホールの天井に見られる市松格子など、壮麗な洋風建築に日本の伝統美が随所に取り入れられている。

　同イベントでは、阪神間モダニズムを代表する洋風建築物として知られる同館と日本庭園のライトアップ及び一般公開が実施されるほか、高さ約20メートルのジャンボクリスマスツリーの点灯、同大学の学生による作品展示なども行われる。また、ステージでは、文楽や人形浄瑠璃のルーツとされている西宮市浜脇町の伝統文化「えびすかき」や、ジャズ演奏、ダンスといったパフォーマンスも披露される。

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