人気のスター・アトラスシリーズや新作も　笹倉鉄平ちいさな絵画館

笹倉鉄平ちいさな絵画館「“夢のある”作品展」

　丹波市出身の画家・笹倉鉄平さんの私設美術館「笹倉鉄平ちいさな絵画館」（西宮市能登町）で、イマジネーションを刺激する作品を集めた「“夢のある”作品展」が行われている。

　同館は2007年に開館し、笹倉さん自身が季節ごとにテーマを設定して選んだ作品を展示している。2014年最初のテーマは“夢のある”作品。笹倉さんは、「日常に追われる中では、遠いものになりがちな“夢のような”感覚や時間を、絵画の中では自由に心遊ばせて」としている。
　今回初披露となる京都・祇園を描いた「春色な夢の宵」、ギリシャ・ミコノス島などの空に星座のイメージを重ねた「スター・アトラス」シリーズ、夜空に描かれる色とりどりの花束のような花火をイメージした「夜空の花束」など原画を中心とした22点を展示。

　また、同館は笹倉さんの弟・正裕さんと妻・知子さんが管理しており、その創作活動を身近に感じてきたからこそのエピソードなども聞くことができる。「絵は、解釈や理屈ではなく楽しんでもらうもの。気軽に来て、そして本物の作品を感じて欲しい」と笑顔で話した。

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