太陽系の歴史を教えてくれる

『宇宙のタイムカプセル・隕石展』明石市立天文科学館

　明石市立天文科学館（明石市人丸町）で現在、『宇宙のタイムカプセル・隕石展』が開催されている。期間は9月4日まで。

　隕石は、小惑星などから地球に落ちた天体のかけらで、太陽系の歴史を知る手掛かりとして“宇宙のタイムカプセル”とも言われている。落下する時は大きな音を伴った明るい流れ星（火球）が出現し人々を驚かせ、最近では2013年にロシアに落下したことが大きなニュースとなった。

　同展の目玉は兵庫県に落下した3つの隕石「竹内隕石」「岡野隕石」「神戸隕石」の同時展示で、同館によると史上初の試みだという。そのほか、南極で採集された月起源の隕石や火星起源の隕石をはじめ、隕石で作られた珍しい刀、落下記録が明らかな世界最古の隕石（直方隕石・レプリカ）、2013年にロシアに落下したチェリャビンスク隕石など、数々の隕石や関連資料が展示されている。また、9月4日には特別講座 「八王子隕石を探る」も行われる。

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