武庫川河川敷にある『髭の渡しコスモス園』（尼崎市）では今年も開園が準備されており、例年10月中旬から咲き始め、下旬から11月半ばにかけて満開を迎えると河川敷に美しい花のじゅうたんが広がります。

2003年に誕生したこのコスモス園は、かつて旧西国街道の武庫川の渡し場があり、近くにある茶屋の主人の顔にちなんだ「髭の渡し」と呼ばれている場所にあります。

去る9月7日と9日には、地元の小学生から信用金庫の職員、地域住民など約480人ものボランティアによって、13,000㎡もの広大な区画の種まきが完了。以来、水や肥料やりなどを行いながら成長を見守っています。

この場所はゴミの不法投棄などで一時は荒れ果てていましたが、地域住民が中心となるボランティアグループ「髭の渡し 花咲き会」のメンバーをはじめ多くの人々の努力により、見事なコスモス園となる場所に生まれ変わったのだそう。

7区画のコスモス畑にセンセーション、ダズラ、オレンジフレアなど約550万本が広がるその光景は、阪神間の秋の花の名所としてすっかり定着し、毎年たくさんの人が見物にやって来ます。 

担当者は「開花を楽しみにお待ちください」とコメントしています。