まるで芸術品!北野のカフェで味わう珠玉のデセール
『CAKE STAND(ケイクスタンド)』に行ってきました 神戸市中央区
北野坂の山本通り手前にある白い瀟洒な建物のカフェ『CAKE STAND(ケイクスタンド)』。創業は2015年で、2020年の移転後はお菓子やパンのテイクアウトに加え、土日はブランチも楽しめるようになりました。 [ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール [ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール
「料理上手な母と一緒にシュークリームなどのお菓子を作るのがとても楽しかった。そのため将来はその道に行きたいと子供の頃から考えていました」と話すオーナーの寄砂愛麗(よりすな・あいり)さん。
本格的に学ぶため、フランス・パリの料理菓子専門学校に留学し、帰国後はパティシエールとして神戸のカフェレストランやウェディングホールで働いた後に独立します。
店内ショーケースにはケーキやパンがずらりと並び、レジにはそれらを求めるお客様の列が。正面に見えるアーチの奥がカフェスペースのようで、案内されました。
静謐さを醸し出すその場所は、洗練されたスタイリッシュな雰囲気。そこにオーナーの好きな籐を使った椅子やカウンターが温かみを足して、静かなシャンソンが流れる居心地の良い大人の空間に。
今回いただくのは人気の「季節の盛り合わせ」。注文後オーナー自らが作り始め、待つことしばし。出されたのは星付きメゾンでいただくようなデセールプレートで、ため息が出る程の美しさ。
手前のタルトにはアーモンドダイスがびっしりとのせられ、中のアーモンドクリームと共に香ばしさがたっぷり感じられます。苺の甘酸っぱさにタルト台のさくほろとした食感が加わり滋味深い味わい。
左のショコラのテリーヌは仏「ヴァローナ」のチョコレートを使用。力強いカカオの苦みと華やかな香りをねっとりとした舌触りと一緒に堪能。非日常的な金粉の彩りに高揚感もプラスされます。
奥の苺を使ったシュークリームでは、透明感溢れるフレッシュと「しっかり火入れした」という卵たっぷり濃厚カスタードの2種が味わえる仕掛け。表面のクランブルが、クリームのとろける柔らかさを一層引き立てています。
奥のクリームチーズケーキもまた2層に。ベイクドにはサワークリームとマスカルポーネに卵も多めに使うことで、レアチーズとの濃淡を味わえます。下にしかれたクランブルのざくさくとした歯触りも楽しい。
フランボワーズのジェラートにはドライローズが散らされ、天にはドライアップルチップスも。甘酸っぱさと冷たさが口中をすっきりとさせてくれます。
オーストリア産のエルダーフラワーシロップを使ったソーダは、爽やかな甘さとマスカットのような香りが特徴。ローズマリーとレモンの瑞々しくフレッシュな香りをうつした初夏にぴったりのドリンクです。
「バランス良く味わってもらえるよう、いろんな味と食感の組み合わせを意識しています」と話す寄砂さん。この芸術的な一皿をレストランのデザートではなく、すぐに味わえるのは嬉しい限り。大切にしたい素敵なお店に出会えました。
詳細情報
- 場所
- CAKE STAND(ケイクスタンド)
(神戸市中央区山本通2-14-28)
GoogleMapsで探す
- 営業時間
- 10:30〜18:00
●イートイン
11:00~18:00
●デザートタイム
12:00~17:45(L.O.17:00) - 定休日
- 木曜日
- TEL
- 078-862-3139