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18世紀の京都と大坂に絵画の新風を巻き起こした鶴亭の作品と関連作品を約120点展示
特別展『我が名は鶴亭(かくてい)−若冲、大雅も憧れた花鳥画(かっちょいいが)!?』神戸市立博物館
神戸市立博物館で5月29日まで、特別展『我が名は鶴亭 ―若冲、大雅も憧れた花鳥画(かっちょいいが)!?』が開催されている。
鶴亭は長崎出身、黄檗宗の僧であり画家。中国由来の華やかな花鳥画を独自にアレンジ、18世紀の京都・大坂にブームを巻き起こし、花鳥画のほかに黄檗僧が得意とする水墨花木図も数多く手がけた。同展では鮮やかな色彩と豊かな鳥の表情が魅力である著色花鳥画や、大胆な筆使いの水墨花木図など、初公開となる45点を含む76点の鶴亭の作品を展示。さらに、鶴亭が学んだ黄檗絵画や南蘋(なんぴん)風花鳥画、同時代に活躍した池大雅、伊藤若冲、曾我蕭白や、鶴亭の弟子たちの作品も合わせて紹介される。鶴亭の“かっこいい花鳥画”を“花鳥画(かっちょいいが)”と称し、京坂の画家たちにに大きな影響を与えた鶴亭の画業と生涯に迫る。
また、記念講演会や学芸員の見所解説などの関連イベントも合わせて行われる。5月5日はこどもの日の特別企画として「篆刻(てんこく)で自分だけのはんこを作ろう!」を、5月21日はジュニアミュージアム講座「鶴亭に挑戦!水墨画を描いてみよう!」を開催。小学4年生から中学生までを対象としたワークショップで、現在事前応募を受け付けている。
◆記念講演会
4月24日(日)14:00~15:30
「文人画家・鶴亭の品格」講師:成澤 勝嗣さん(早稲田大学文学学術院教授)
5月8日(日)14:00~15:30
「長崎派の旅」講師:奥平 俊六さん(大阪大学大学院文学研究科教授)
会場 神戸市立博物館 地階講堂(各日定員180人)
※聴講無料
(ただし、同展観覧券が必要。各当日、13時より講堂前で入場整理券が配布される。)
◆サタデー・トーク(学芸員による展覧会の見どころ解説)
会期中の毎週土曜 14:00~14:30
会場 神戸市立博物館 地階講堂(各日定員180人)
※聴講無料(ただし、同展観覧券が必要。各当日、先着順。)
詳細情報
- タイトル
- 特別展『我が名は鶴亭 ―若冲、大雅も憧れた花鳥画(かっちょいいが)!?』
- 開催期間
- 4月9日(土)~5月29日(日)
10:00〜17:00(入館は16:30まで) - 休館日
- 月曜日(祝休日の場合は翌日)
- 場所
- 神戸市立博物館
(神戸市中央区京町24) - 入館料
- 一般 1,100円(950円)
高校・大学生 750円(650円)
小・中学生 450円(350円)
※( )内は前売り、20名以上の団体料金。
※小学生未満は無料。 - 問い合わせ
- 神戸市立博物館
TEL 078-391-0035