地域の魅力をアートで繋ぐ

『のせでんアートライン妙見の森2015』　川西市

　約40組の現代アート作家や地元のアーティスト、学生らが、川西市の妙見山など能勢電鉄沿線の1市3町を舞台に作品を展開する『のせでんアートライン妙見の森2015』が始まっている。11月23日まで。

　能勢電鉄の開業100周年記念事業の一環として2013年に初めて開催され、今回は大学教授や川西市長などでつくる実行委員会が「つなぐ」をテーマに主催する。川西市・猪名川町・大阪府豊能（とよの）町・能勢町に設けられる7エリアと能勢電鉄の駅などで、多彩な作品が展示される。

　メイン会場となるのは、豊かな里山が徐々に紅葉シーズンを迎えている妙見の森・黒川エリア。アートユニット「淀川テクニック」が、落ちているごみや漂流物などを使って魚のチヌをモチーフに制作した「オンチヌ」や、日用品や廃材といった身近なものを素材に体験型のインスタレーションやパフォーマンス作品を手がける梅田哲也さんの「なくならない室（しつ）」、スペイン出身のフランチェスカ・ヨピスさんが古刹・能勢妙見山の絵馬堂に飾った「Llibre de llagrimes（涙の本）」など点在する18作品を観賞することができる。

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