加古川市野口町に昨年秋にオープンしたラーメン屋『なやんでもここ』に行ってきました。店主こだわりの “無化調ラーメン” が人気のお店です。

どちらも “なやここ” の愛称で親しまれています

2022年に神戸市西区にオープンした『なやんだらここ』の2号店で、最寄り駅のJR東加古川駅からは車で約5分ほど。お店の前に駐車場が7台分用意されているので、少し離れたJR加古川駅方面からも気軽に訪れやすいですね。

初見ではラーメン屋さんと思えないギャップが面白いです

店内は木のぬくもりが感じられるカフェのような内装。券売機で注文を済ませてから席へ移動します。

8人がけのテーブル席が3つ、カウンター席が6つ用意されているので、おひとり様から団体まで幅広く対応

「コンセプトや雰囲気が異なると、同じ料理を食べた時の感じ方も変わってくる」と、店主の木村さん

店主の木村さんは神戸店のオープン当初から加古川への2号店出店を検討していたそうで、「外観や内装といった視覚的な情報に変化を加えることで、来店自体を楽しんでもらいたい」という想いから、神戸とは異なるコンセプト・デザインのお店づくりに挑戦したそうです。

「味噌ラーメン」910円（税込）

木村さんにお話を聞きながら、メニューを試食させてもらうことに。同店は塩・醤油・味噌の3種類のラーメンが基本となっており、今回は寒い日にピッタリな「味噌ラーメン」をセレクト。

淡路島の老舗味噌蔵『かわばたみそ』に特注した “合わせ味噌” に大量の豚ミンチ、ニンニク、生姜、濃口醤油、ごま油などを加えて作る特製スープは、ミンチ肉の旨みがたっぷり溶け込んだ飲みごたえのある味わいでした。

大きめにカットされたレアチャーシューも食べごたえあり！

麺は細めの平打ち麺でコシのあるもちもちとした食感。のど越しもよく、濃厚なスープがしっかり絡んでつるつるといただくことができます。一味と生姜が効いているおかげか、食べ進めていくうちに体の中からポカポカしてきました。

「カルパッチョ風チャーシュー盛り合わせ」590円（税込）

続いていただいたのは、お酒のあてにぴったりな「チャーシュー盛り合わせ」。カルパッチョ風と炙りの2種類あり、今回は青じそドレッシングで味付けをしたカルパッチョ風をセレクト。

黄身がトロトロの煮卵も最高でした！

酸味の効いた爽やかな味付けが肉の旨みを引き立て、箸が止まらなくなります。こちらや特製のカレースパイスが食欲をそそる「鶏の唐揚げ」でビールを楽しんだ後、〆にラーメンをいただくという利用方法もオススメです♪

「担々まぜそば」970円（税込）

最後に紹介するのは辛いもの好きさん必見の「担々まぜそば」。カシューナッツ、紫玉ねぎ、青ネギ、肉味噌がたっぷりとトッピングされた見た目が食欲をそそります。

まぜそばには珍しい細麺なので、スルスルっと食べ進められました

味噌ラーメンと同じ味噌に練りごま、オイスターソースなどの調味料と豆乳を加えた特製ダレに麺をしっかり絡めていただきます。豆乳のおかげで口当たりがマイルドで、味に深みが出ているのがGOOD！

ラー油が効いているのでそのままでもしっかり辛みを感じられますが、丼に添えられた「辛みパウダー」をお好みで加えると、よりパンチのある味わいに変化します。

ごはんの量は「すくなめ」に調整してもらうことも可能

麺を食べ終えたら〆に「ごはん」を投入。タレを余すことなく味わうことができます。

入口正面の壁には加古川市在住の書家・優月さんによる揮毫も

2月には “スタッフの福利厚生” も兼ねて、お店の2階に「脱毛サロン」をオープン。変化を楽しみ、地域や従業員の幸せを目指す木村さんの挑戦はこれからも続きます。