フェーヴを当てて王様気分

神戸の老舗ベーカリー・ドンク『ガレット・デ・ロワ』期間限定販売

　神戸の老舗ベーカリー「ドンク」全店で、フランスでは新年祝いに欠かせない伝統菓子『ガレット・デ・ロワ』が12月27日から1月15日までの期間限定で今年も販売される。

　“王様のお菓子”という意味を持つ同商品は、フランスで新年をお祝いするのに欠かせない伝統菓子で、ドンクでは1963年に渡仏した菓子職人・高橋哲夫氏によって1965年に初めて作られた。さくさくのパイ生地の中にしっとりとした風味豊かなアーモンドクリームを閉じ込め、本来入っているフェーヴ（陶器の人形）の代わりにアーモンド1粒が入っている。切り分けた時にフェーヴ（アーモンド）が入っていた人は付属の王冠をかぶり、その日は王様（王女様）になることができるというのがフランスでの楽しみ方。また、フェーヴを当てた人には“この1年は良いことがある”とも言われているという。ドンクでは、王冠のほか同店のフランスパン袋のデザインでお馴染みのフランス人デザイナー、クロード・ヴァレンヌ氏のイラストを使ったオリジナルのフェーヴがセットにして販売される。

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