皇帝ペンギン真の姿と南極の絶景

須磨海浜水族園　映画『皇帝ペンギン ただいま』公開記念パネル展

　須磨海浜水族園（神戸市須磨区）で現在、映画『皇帝ペンギン ただいま』の公開を記念しパネル展が開催されている。9月30日まで。

　本作は、世界で約2500万人が見たドキュメンタリー映画『皇帝ペンギン』の12年振りとなる新作で、43歳のオスが命懸けで家族を守り、待望のヒナが初めて海へ旅立つ冒険が描かれる。“世界で最も過酷な子育てをする鳥”と言われる皇帝ペンギンが零下40℃、時速250㎞にもなるブリザードが吹き荒れる南極で子育てする様子を13ヶ月もかけて撮影した前作に続き、リュック・ジャケ監督がフランスの南極基地デュモン・デュルヴィルを起点に皇帝ペンギンのコロニー“オアモック”で撮影を行った。最新鋭のデジタル4Kカメラとドローンを導入して撮影され、寒さと水から体を守る滑らかな羽毛や、空の青さそのままが反射する氷山など美しい自然の映像がクリアに映し出されているという。また本作では、水温マイナス1.8℃、水深70mの水中撮影も可能となり、史上初だという透き通る南極海を飛ぶように狩りをする皇帝ペンギンの雄姿と、氷海下に生息する多様な生物を見ることができる。

　4月にマゼランペンギンのヒナも誕生した須磨海浜水族園で行われるパネル展では、皇帝ペンギンの等身大パネルや生態紹介をはじめ、リュック・ジャケ監督が南極で撮影した写真パネルを展示。また、公開日の8月25日から9月5日までは「ペンギンの餌やり体験」の参加者に映画オリジナルステッカーをプレゼントする企画も実施。さらに同所では9月2日まで、園内が“ひまわり畑”へと一変し、夜間営業も行われる『スマスイにひまわり咲いてん！』も開催中。

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