不可能に、挑め。

映画『真田十勇士』

　2014年に大ヒットを記録した同名舞台の脚本を手掛けた堤幸彦監督によって映画化された『真田十勇士』が9月22日（木・祝）に公開される。本作は、天下の名将と名高い真田幸村が“実は腰抜けの武将であった”という大胆な脚本で描かれる。また、同じく堤監督が演出を行う舞台も再演が9月（関西公演は10月）に決定しており、同時期に映画と舞台が公開・上演されるという、史上初の「ダブルプロジェクト」が幕を開ける。

＜ストーリー＞関ヶ原の戦いから14年。天下統一を目前にした徳川家康と復権を狙う豊臣家の対立が高まっていた戦国の世で、“天下に並ぶ者なし”の名将として世間から尊敬を集めていた男・真田幸村（加藤雅也）。しかし、幸村はその男前な容貌と偶発的な連続によって勝ちを拾ってきただけの気弱な腰抜け男だった。実像と虚像の違いに悩む幸村はある時、猿飛佐助（中村勘九郎）と出会う。「どでかいことを成し遂げたい」と思っていた佐助は、幸村を立派な武将に仕立てようと考える。同じ抜け忍仲間の霧隠才蔵（松坂桃李）を筆頭に一癖も二癖もある個性的な10人の男たちを集めて「真田十勇士」を結成し、天下統一を目前としていた徳川軍との決戦に挑む—。

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