冒険心をくすぐる「島旅」がしたい
夏の思い出作りに近くでもどこかに出かけたい・・・
都会から離れた場所でのんびり過ごしたい・・・
夏真っ盛りの8月、「海を感じる島旅特集がしたい!」と思い立った編集部。
それもできれば神戸から日帰りでも行ける場所で、見知らぬ土地でのんびりと過ごしたい・・・そうした中で発見したのが「家島」です。当時、編集部でも行ったことがある人は0。そこでネットで調べたり、人づてに話を聞いたりして計画を立て、いざ出発!
まず、家島って…?
姫路の南西部、播磨灘に浮かぶ小さな島。家島、西島、坊勢島(ぼうぜじま)、男鹿島(たんがじま)など大小44の島々を合わせて「家島諸島」と呼びます。諸島全体での人口は約5600人ほどで、主な産業は漁業や海運業、採石業など。特に漁獲高は全国でも有数、兵庫県一の漁獲量を誇ります。
家島へは姫路港から約30分
姫路港まではJR姫路駅の①番バス乗り場から「姫路港行き」に乗車。姫路港からは「高速いえしま」「高福ライナー」の2船が出ています。料金はどちらも片道1000円で、家島西部の「真浦港」東部の「宮港」両港に到着するようです。
さっそく「高速いえしま」に乗船すると1階に船内席、2階には開放的な屋外席も。
「高速いえしま」の船内はこんな感じ。船に乗るだけでわくわくしますよね!
家島 定期船
姫路港 | 姫路市飾磨区須加294 TEL 079-235-0176 |
姫路港 アクセス | <車>国道2号線姫路バイパスを中地インターから南へ15分 <バス>JR、山陽電鉄「姫路駅」から神姫バス 姫路港行「姫路港」下車すぐ |
高速いえしま(株) | 姫路市家島町真浦571 TEL 079-325-0214 |
(有)高福ライナー | 姫路市家島町宮1412-1 TEL 079-325-1970 |
料金 | 大人1,000円、中・高・大学生500円、小学生300円 |
スピードがぐんぐん上がり、気持ちの良い海風を感じているとあっという間に家島の真浦港に到着しました。
「なんだかジ●リの世界みたい!」とはしゃぐ筆者。
港にはかわいいプロペラも回っていました!密かに奥にはシャチホコ…?
下船すると、キレイな海にたくさんの船。建ち並ぶ住宅のすぐ奥には緑の山が見えます。神戸で育ってきた筆者もびっくりの、山と海の近さです。
さて、ひとまずは港周辺を見て回りましょう!
まずは真浦港すぐそばの水神に会いに
大きな亀の形の岩が「どんがめっさん」。大海亀が主人の帰りを待ちつづけ、石になってしまったと伝えられています。現在は航海の安全をつかさどる水神として信仰されているそう。
「頭を100回撫でるとご利益がある」とのことで、ご利益が欲しすぎる筆者は念を込めて撫でてきました。100回と聞くと多く感じますが、5分ほどあれば余裕をもって100回撫でられますよ!
家島をよく知る人物を訪ねました
どんがめっさんにも挨拶を終えた取材班。「家島の見どころを知りたい!」ということで、案内をしてくださる方と待ち合わせることに。一旦真浦港そばの「家島港ふれあいプラザ」まで戻り、お会いしたのがこちらの方です。
家島に魅了され、島に移住したという中西さん。今では家島の見どころを案内する“いえしまコンシェルジュ”として活躍しています。
【公式サイト】いえしまコンシェルジュ
そんな中西さんに真浦港周辺を案内してもらいました!
中西さんの案内で町の探検へ
まず連れていっていただいたのは「家島一活気溢れるお魚屋さん」こと「水田鮮魚店」。店頭ではピチピチと新鮮な魚が泳いでいます。
カゴの中で泳ぐ魚を前に「お魚ってこんなにキレイなんだ」と感動。
更に奥に進んで「福島文姫堂」さんへ。島唯一の文房具屋さんにはCDやDVD、駄菓子やおもちゃまで売っています。
こんな懐かしのレアアイテムも。もはや「いつのまにか私たち、タイムスリップしてきたんじゃ?」感があります。気分は昭和です。
つぶつぶみかんジュースを発見し「こんなのあったら飲むしかないでしょ」と思わず購入。レトロな町並みにつぶつぶみかんジュース、最高に合います。
公園の遊具もイイ味出してくれていました。ニンジン?に凛々しい顔が付いている謎の乗り物を見て思わず胸も高鳴ります。
「家島らしいところ」と中西さんが連れてきてくれたのは大量のスクリュー置き場。
家島には猫もたくさんいます。ただ、取材日は暑かったのでどこかに隠れていたのか姿もあまり発見できず…。真浦港のそばにようやく発見した猫ちゃんは何か言いたげな表情。
ぶらぶらしていると「そろそろお腹が空いてきたなぁ…」ということでランチを食べに再び港まで戻ることに。