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映画『すずめの戸締まり』新海誠監督にインタビュー

特報場面写真

©2022「すずめの戸締まり」製作委員会

―実際に足を運んでみて、神戸の印象はいかがでしたか。
「人々の言葉がゆったりしていて上品だな」と思いました。伊藤沙莉さんに神戸の言葉を喋って頂く必要があったので、神戸出身の役者さんに方言指導をしてもらったのですが、それを聞いていても「こういう言葉をしゃべる人って横にいて安心しそうだな」とか「すごく柔らかいトーンでしゃべるんだな」と感じました。

 

ー震災をテーマにした作品になっていると思いますが、いままで経験した大きな震災で、監督の人生観に変化はありましたか?
阪神・淡路大震災のとき僕はまだ大学4年生で、当時は妹が関西に住んでいたため心配でしたが、メディアの中の出来事でした。自分自身の考え方が書き換えられたような経験になったのが、やはり2011年の震災でした。僕は直接の被災者ではありませんが「自分たちのやっていることはこれでいいのだろうか」「アニメーション映画を作る意味ってなんなんだろう」と、そのときに感じたことが今もずっと続いています。

「自分が住んでいる場所が明日にもなくなってしまうかもしれない」というある種の無常感が心の土台にインストールされてしまった気がするんですね。それはすずめのセリフにも反映されていると思います。

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ー10代の少女である主人公「すずめ」に、どのような思いを込めましたか?
女性の主人公を描こうと思ったときに、僕が最初に先行作品として思い浮かんだのは宮崎駿監督の「魔女の宅急便」でした。キキという少女が修行の過程で様々な「未来のロールモデル」のような女性に出会い様々な未来を見る物語で、そこにとても感動して今でも好きな作品です。「すずめの戸締まり」は違うテーマを含んだ作品ではあるのですが、あのとき自分が感じた感動を少し映画の中に導入できないかなと思い、ルミとの出会いや、同じ年でも別の仕事を持っている千果(ちか)との出会いを描きました。

掲載情報は2022年11月23日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
料金は税込表記を基本としています。

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