JR六甲道駅の南側にお店を構えていた「龍虎」が今年6月に『なま醤油とんこつ フルスイング』（神戸市灘区）にリニューアルオープン！ラーメン激戦区六甲道でも珍しい”家系ラーメン”を提供していると聞き、取材に行ってきました。

外観

常連さんが多い人気店がリニューアルに踏み切ったのは「もっとラーメンに向き合いたい。こだわりの一杯を食べてほしいと」という店主西尾さんの思いから。

店内はカウンターのみ。入ってすぐの左側にある券売機で会計を済ませます※現金のみ

ビタミンカラーに変身した店内は、ポップな色遣いが魅力的です。麺にもこだわりたいと製麺機も導入したんだそう。

注文するときは一般的な家系ラーメン同様に、麺の硬さ・味の濃さ・油の量などが選べます。筆者は初めて訪れたので”全部普通”で注文することに。

「なま醤油とんこつラーメン180g、味玉、ライス小セット（150g）」1,150円（税込）

着丼した瞬間驚いたのはそのボリューム！「ラーメンでお腹いっぱい、サービスで胸いっぱいになってほしい」と、一般的な麺やライスの量よりも多めの設定にしているとのこと。

ライスには刻みチャーシュー、かっぱ漬け、にんにくの醤油漬けがデフォルトでトッピングされていてガッツリ食べたい人にはもってこいのセット内容になっていますよ（苦手なものはスタッフさんまで）。

豚骨醤油ベースのスープと太麺、ほうれん草・チャーシュー・海苔が家系ラーメンの特徴

神奈川県横浜市発祥の家系ラーメンに着想を得た同店のラーメンで独自性を放っているのが非加熱製法の「なま醤油」を使っているところ。

熱々のスープにより初めて加熱されることで、食べるときに最も甘くて香ばしい香りが立つよう仕上げているんだそう。ほかにも毎回スープの濃度を測り仕込みをするなど随所にこだわりが感じられます。

濃厚ででも後味のキレはよくつい口へ運んでしまう味わい

豚肩骨・げんこつ・鶏ガラ・もみじをベースに長時間かけて炊き込んだスープは臭みがなく、濃厚で奥深さが感じられ最後の一滴まで飲み干したくなるほど。ほのかに感じる甘みや後味のキレの良さは女性でも食べやすい一杯です。

麺

自家製の麺は、北海道産のブランド小麦「きたほなみ」の最高等級を使用した「多加水太麺」。モチモチした食感が特徴なんだそうで、「麺は硬めで」と注文しがちな筆者も今回は”普通”にして大当たり！麺に絡むスープの旨味とモチモチした食感を存分に堪能することができました。

味玉、チャーシュー

しみしみの味玉や桜チップでスモークしたしっとりチャーシューはご飯とも相性抜群！ラーメンとご飯を何度も行き来してしまいますよ～。

卓上にある味変アイテム

つい手が伸びる味変アイテムは段階的に楽しむのがオススメ。にんにくパウダーを入れると香りが立ち一層ガツンとした味わいになりますよ。そろそろジャンキーに攻めてみようと残しておいたご飯にも着手することに。

ライスのアレンジも楽しめるのでSNSで食べ方をどんどんアップしてと店主♪

マヨネーズと辛みそをオンすれば、背徳感満載のご飯が完成♪にんにくの醤油漬けのホクホクした食感も食べやすく味もボリュームも大満足できました。

入口左側の券売機

券売機にあった「近日提供予定」のボタンにも、そろそろ新メニューが登場するそうですよ。まずは看板メニューを食べてみてください。