1982年、ニューヨーク、サウス・ブロンクス。すべてはここから始まった。

『ワイルド・スタイル』

　1982年のニューヨーク、サウス・ブロンクスを舞台に、ニューヨークの黒人音楽シーンを描いた『ワイルド・スタイル』が元町映画館にて上映される。期間は5月2日（土）から15日（金）まで。

　同作は1983年に公開され、影響を受けたと公言するアーティストは数知れない。DJ、ラップ、ブレイクダンス、グラフィティ・アートからなる「HIPHOPカルチャー」を全世界に広めるきっかけとなったと言われている。

＜ストーリー＞
1982年のニューヨーク、サウス・ブロンクス。グラフィティライターのレイモンドは、深夜に地下鉄のガレージへ忍び込み、スプレーで地下鉄にグラフィティを描き、「ゼロ」とサインしていた。レイモンドのグラフィティは、その奇抜なデザインで評判を呼んでいたが、違法行為のため恋人のローズにも正体を明かせずにいた。ある日、彼は先輩のフェイドから新聞記者ヴァージニアを紹介される。これまでに何人ものアーティストを表舞台に送り出してきたバージニアから仕事の依頼が舞い込むが、仕事として描くこととアンダーグラウンドの世界で自由に描くことの選択に思い悩む…。

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