マトリョーシカが200種以上!好きな表情を見つけて
神戸・異人館通りにある「ロシア雑貨 いりえのほとり」でマトリョーシカに癒されてきました 神戸市
異国情緒あふれる観光地、神戸・北野エリアに佇む「ロシア雑貨 いりえのほとり」(神戸市中央区)に行ってきました。
同店は、ロシアの雑貨や文化、自然を愛する牛塚さんが2007年にオープンした小さなお店。代表的なマトリョーシカのみならず、さまざまなロシア雑貨を取り扱っているところは全国的にもかなりレアなのだとか!
店名の「いりえのほとり」とは、作家・プーシキンの叙情詩の序章に必ず語られる一説で“さあこれから物語へ誘いましょう”といったメッセージが込められています。赤い扉を開くとおとぎの国の世界へ。まるでロシアにワープしたかのようなカラフルな空間が広がります。
所狭しと飾られている雑貨は、牛塚さんが年に1回現地に出向き、数々の工房を巡って職人からじっくり話を聞いたうえで厳選したもの。
あえてインターネットで下調べはせず、実際に見てロシアの文化を追求し、心がワクワク躍るデザイン、職人の人となりに惹かれたものなどを基準にセレクトしているそうです。
訪れたときは、春の復活祭に向けた華やかなディスプレイが楽しめました。1カ月に1回、店内のイメージが変わるそうなので、何度訪れても新鮮な気持ちが味わえますね。
こちらは、ロシアのシンボル的存在「マトリョーシカ」。そのルーツが日本だということは知っていましたか?
江戸時代から続く箱根の人形を19世紀末期にロシア人が現地に持ち帰り、1900年にパリ万博に登場して以来、子孫繁栄や安産、子どもの成長を守ると言い伝えられるようになりました。また、1体1体に願いを込めると、その願いが叶うというロマンチックな言い伝えもあるそうです。
引き出しのなかもぎっしり!同店には200種以上のマトリョーシカがそろいます。ひとつひとつ手描きだからこそ、同じデザインでも表情がまったく違うところもおもしろい。
マトリョーシカは小さいものだと1,500円から、デザインによっては10万円のものもあり、飾りたい場所や予算によっても選べます。
ロシアの世界には「タチャーナ・マーヴリナ」の挿し絵と、1744年から伝わる「ロモノーソフ陶磁器」に魅了されて、足を踏み入れることになったという牛塚さん。
そのほか、白樺の樹皮を用いて作られた「白樺細工ベレスタ」、もともとは魔除けの笛としてその音色が使者を守るとされていた「ディムコボのクレイドール」、ロシアの七宝焼き「フィニフティ」なども販売されていました。
牛塚さんは「185の民族が暮らしているロシアだからこそ、職人それぞれの個性を活かした作品ができあがります。にこにこ笑顔のマトリョーシカを寝室に飾って朝晩ハッピーな気持ちになっていただければ」と微笑みます。
“かわいい!”と通りすがりに訪れる女性や、ロシアの文化が好きな男性など客層はさまざま。牛塚さんに職人の制作秘話なども伺いながら、どの子をお迎えしようか悩む時間も楽しい♪
詳細情報
- 店舗
- ロシア雑貨 いりえのほとり
(神戸市中央区山本通2-9-15)
GoogleMapsで探す - 営業時間
- 平日11:00~17:00
土・日曜、祝日10:30~18:00 - 定休日
- 月曜
- TEL
- 078-291-0031
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