阪神尼崎駅の西出口を出てすぐの所に、いつみても行列ができているお店があるので、早速取材へ行ってきました。

創業40年以上の老舗のたい焼き・たこ焼き屋『二万翁（にまんおう）』（尼崎市）は、地域の方々に愛されているお店です。

1975年に駅のコンコース内から始まったお店で、2度の移転を経て10年前から現在の場所で営業されています。驚くべきは、その安さ。「あずき」、「カスタード」、期間限定の「チョコ」の3種類が販売されているのですが、「あずき」は、90円（税込）という衝撃の価格。

その都度出来立てを提供すべく目の前の鉄板で一つ一つ丁寧に焼き上げていきます。待っている間も焼いている様子が間近で見られるので、小さいお子さんたちはくぎ付けになって見ていることもあるのだとか。

今回筆者は、3種類のたい焼きをテイクアウトさせていただきました。片手には収まりきらないほどの大きさとずっしりとした重みがあり食べるのが待ちきれません。

「あずき」90円「カスタード」110円「チョコ」140円（全て税込）

まずは、一番人気の「あずき」から試食します。

中を割ってみるとあんこがたっぷり詰まっています。糖度が低めの国産の小豆を使用しているので、あっさりとした甘さです。出来立てなので外はサクサク、中の生地はふわふわ食感です。

しっぽの先まであんこがぎっしりなので、どこから食べても安定の美味しさです。

昔からこの味を守って作り続けているので、就職して遠方に勤務になっても帰ってきたら必ず買いに来るというお客さんや、子供のころから食べていて、大人になって自分の子供と一緒に食べにきたりと親子代々で同店の味を気に入っているというお客さんの声にもうなずけます。

次に、学生さんなど若い方に人気の「カスタード」は、中からトロッとカスタードがあふれ出し、甘いもの好きにはたまらないスイーツです。

秋頃まで販売予定の「チョコ」は、これまたもちもち生地との相性は抜群です。秋からは、期間限定であずきに栗が入った「栗たい焼き」も出る予定でこれも気になります。

店の前には大きな桜の木もあるので、満開の桜を見ながら同店の「たい焼き」を味わってみてはいかがでしょうか。小腹が空いた方には、絶品の「たこ焼き（6個390円、8個450円どちらも税込み）」も販売されていますよ。