川西市と大阪府を結ぶ鉄道『能勢電鉄（愛称：のせでん）』が、新しい春の旅立ちを祝福のメッセージで彩る、のせでん卒業列車「祝電（しゅくでん）」を3月28日まで運行しています。期間限定、該当ダイヤにて乗車可能です。

2020年度のコロナ禍に端を発するこの取り組みは、学校行事の縮小に伴い、卒業を迎える学生たちへ応援を届ける新たなアプローチとして生まれました。「卒業する学生に向けて『のせでん』から何かできることは無いだろうか？」そんな想いから、卒業列車『祝電（しゅくでん）』の運行は始まったのだそう。

車内の装飾の様子　上を見上げればお祝いや応援のメッセージが

現在では、公募により列車のオリジナルヘッドマークを募るなど、取り組みの形はより成長しています。幅広い「のせでん」との関わりのある方々からのメッセージが届き、卒業を迎える学生のみならず、春の旅立ちを迎える全ての人に対して、列車は走っているとのことです。

今年の受賞ヘッドマーク　公募により選出されました

担当者は「今年も素敵なメッセージやイラストがたくさん届いており、一同嬉しく思っております。初開催から4年目となりますが、お客様からも毎年好意的なお声掛けをたくさん頂き、今では『のせでん』の春の風物詩となりつつあります」とコメントしてます。

車内では能勢電鉄沿線の発展・歴史を振り返るパネル展示も行われています。