店主が追い求め続け、ようやくたどり着いた担担麺
昨年11月にオープンした阪急伊丹駅近くの担担麺「貔貅(ひきゅう)」に行ってきました 伊丹市
「昨年11月に伊丹にオープンしたお店の担担麺が絶品らしい」そんな噂を耳にした筆者。今まで本当に美味しいと思う担担麺との出会いになかなか恵まれなかった筆者はその噂に即反応!さっそく取材に行ってきました。
噂のお店は担担麺「貔貅(ひきゅう)」(伊丹市)。阪急「伊丹駅」から徒歩で約3分ほどのところにあります。
2階建ての店舗の1階はカウンター席のみで、2階にはテーブル席もありました。
店主の山田さんは元々はホテルの中国料理のシェフ。担担麺のお店をしようとしたきっかけは、山田さんがまだ新人だった頃に賄いで食べその美味しさに衝撃を受けた先輩シェフの作る担担麺。腕を磨きいつかその担担麺を再現してお店をやりたいと思い、ずっと追い求めていたのだそう。
その後、有名店の多い神戸の青木で腕試しをしながら約20年。ようやく納得のいくものに辿り着き、生まれ育った地元伊丹でその担担麺を広めたいと思い、出店しました。
試行錯誤を繰り返し、こだわりの詰まった渾身の担担麺。スープは但馬地鶏をまずは6時間ほどゆっくり炊き、全部で8〜12時間かけて作り出す白湯。ゆっくりと炊くことでたくさんの鶏油が出るのだそう。ミンチは玉ねぎ、タケノコ、セロリと2日間かけて蒸し上げた椎茸を混ぜ、食感を崩さないようになんと全て手でみじん切りに。
提供される担担麺の種類は王道の「赤」と醤油ベースに辣油だけの辛さで仕上げた「白」、赤と辛さは変わりませんが山椒などのコクが増した「麻辣(マーラー)」、そして白から辣油と山椒を抜いた「辛くない担担麺」の4種類。無料で辛さや痺れを増してくれます(5痺れ以上は有料)。
今回は「麻辣」を注文。出来上がりを待つ間はすり鉢で自分好みの擦り具合の胡麻が作れます。
しばらくして担担麺の到着。まずスープを飲んでみると白湯スープが濃厚ながらもとてもまろやかで、旨みが口の中に広がります。やさしい辛さで、これは美味しい!野菜の食感を感じられるミンチも味わい深いです。
麺がスープとよく絡むのでどんどん箸が進みます。
「天津飯」には但馬地鶏が使用され普通はあまり入っていないという豆鼓(トウチ)が入っているそうで、一口食べてびっくりするほどの美味しさでした。濃厚で旨みがすごくクセになりそうな感じです。
ミンチ用のスプーンが付いてきたので、麺を食べ終わった後もコツコツとミンチをすくって食べ続ける筆者。
スープも全て飲み干して大満足の完食!長い時間をかけ追求し続けたという担担麺は店主の山田さんの本気が伝わる究極とも思える唯一無二の噂通りの絶品でした。
担担麺はもちろん、今回筆者も食べた天津飯や油淋鶏などのメニューも評判の同店。夜には単品でも提供され、2階席ではお鍋プランや女子会プランなどもあるそうです。
詳細情報
- 店舗
- 担担麺「貔貅(ひきゅう)」
(伊丹市西台5-1-12)
GoogleMapsで探す - 営業時間
- [ランチ]11:00~14:00(L.O.13:30)
[ディナー] 17:00~ 23:00(L.O.22:30) - 定休日
- 火曜日
- TEL
- 080-9162-5044