滋養たっぷり!お腹と心にじっくり滲みる朝ごはん
洲本市街地堀端筋の『赤富士』で「淡路鶏がゆ定食」を食べて1日をスタートしました 洲本市
淡路島洲本市街地の目抜き通り・堀端筋に、和食の朝ごはんを提供するお店『赤富士』がオープンしたと聞き、行ってみました。
開店直後とあって、お店の紹介がどんと貼られた店頭はインパクト強め!
中に入ると広がる落ち着いた空間。こぢんまりとしたサイズ感が居心地よい店内は、カウンターが7席。奥には4名がけのテーブル席もあります。
こちらが店長のふじさん。京都や東京などに加え、カナダやアイルランド、マレーシアなど海外でも長年料理人としての腕を磨いてきた、ユニークな経歴を持つ人です。
昨年淡路島に移住してきた店長が開いた自身のお店は、「米と汁が美味しい町の小さな定食屋」がコンセプト。えびすもち豚や淡路鶏、地元野菜など、厳選した素材を使用した朝定食と昼定食を提供します。
本日は朝定食の「淡路鶏がゆ定食 」を頂きました。出てきたお料理を見て、思わず「わあっ」声が出る記者。器の中で、おかゆがぐつぐつと煮えています。湯気と一緒に、食欲をそそる香りが立ち上ります。
口に運ぶと、広がる濃厚な鶏出汁の風味。滋養たっぷりの味わいです。
同店で使用されるお米は、同店が生産農家と専属契約して仕入れて店内で精米する五色・鮎原地区のブランド米『千の光』。おかゆにするとねっとりとした食感があり、自然な甘さと相まって、濃い鶏出汁の味を最大限に引き立てます。
小さな簀巻きに巻かれた玉子焼きは、見た目も可愛い!ほんのりと甘く穏やかな食感です。
「からだに優しい」とは月並みな言葉ですが、まさに胃袋を通じて体中にじんわり優しく滲み渡るような朝ごはんです。
店内で提供されるのは、店で精米する過程でできた米ぬかから作った「自家製鮎原糠茶」。興味津々で頂くと、糠の味わいが何とも香ばしく優しい飲みごこちです。朝ごはんはもちろん、重めのお料理にも合いそう。「ロス軽減」に取り組む店長のアイデアが活きています。
こちらは昼定食の一番人気「葱坊主定食」です。現在、同店では朝定食2種類、昼定食4種類を提供。メニューはお客さまのニーズを模索しつつ、季節や旬に合わせて変えていくそうです。
『人生身の丈かつ自由に』が座右の銘という店長。人懐こい笑顔と軽快な話し方がとても魅力的です。「生産者、料理人、食べる人の笑顔が全部繋がるような料理を提供したい」と話します。
「お客様が『おはよう』と気軽に立ち寄って、その日がより良い一日になるお店にしたい」。店長のあふれる想いがいっぱいにこもった町の定食屋。お腹と心がいっぱいになるステキなお店です。
詳細情報
- 場所
- 朝ごはん赤富士
(洲本市本町4-5-15)
GoogleMapsで探す - 営業時間
- 朝 6:30~10:00
昼 11:00~14:30 - 定休日
- 毎月23日~月末