塩屋散策の途中に楽しむ、本格タイカレーとチャイ
塩屋にある『ワンダカレー店』に行ってきました 神戸市
「塩屋駅」から北に小道をのんびり歩いていると、カレーのよい香りが漂ってきます。『ワンダカレー店』は、2008年にオープンしたカレー専門店です。カレー好きならご存じの方も多いのではないでしょうか?
塩屋のメインストリート沿いにお店はあります。傘を差しているとすれ違うのも難しいくらいの細い道ですが、駅から街中へと続く“れっきとした”メイン通りなのです。
香りにつられて中へ入ると、カウンターメインの横長の店内が。不思議と狭い感じはせず、むしろ落ち着きます。
店主の松田さんは元町のカレー店で勤務後、移り住んだ塩屋を気に入り、現在の場所でカレー店を始めました。新しいお店が続々とオープンする塩屋ですが、その先駆けのようなお店です。
同店の定番メニューは「牛すじカレー」。但馬牛の牛すじをふんだんに使ったカレーは、とろけるほど柔らかい牛肉と野菜や果物の甘み、酸味のバランスがよく、さまざまな世代に人気なのだそう。
今回は、そんな「牛すじカレー」と人気を二分する「タイカレー」をいただくことにしました。
オープンから1年経った頃に常連さん向けに作ったという「タイカレー」。手作りのペーストにはタイ原産の野菜とハーブが使われ、“本格的”と人気が急上昇中です。
エキゾチックな香りとともに運ばれてくるカレーはナチュラルな色。無添加、無着色の自然な色なのだそう。
一口食べるとクリーミーでまろやか。ココナッツミルクの甘さと複雑に絡み合うスパイスの味。食べ進めるとじんわり辛い!これぞ「タイカレー」です。
トッピングもユニークです。味が染みてとろける大根、歯応えの残るれんこん、菜の花のほのかな苦みもカレーに旨みをプラスします。旬の野菜が使われるため、具材は毎週のように変わります。
「野菜がバクバク食べられる」と評判のドレッシングも手作り。たっぷりのゴマがベースでにんにくの香ばしさが効いています。
食後にはぜひ「ホットチャイ」を。スパイスを調合し、ミルで挽いて淹れられるチャイは、しっかりとスパイシーで甘い。カレーとチャイってこんなに合うんだ!と再認識させられる組み合わせです。カレーを食べた後にストンと収まる感じ。おすすめです。
お店で出されるものは「自分の子どもにも安心して食べさせられるものを」と、一部のドリンクを除いて無添加、無着色で作られています。
そんなこだわりのカレーを、より手軽に味わってほしいと誕生したのが「ワンダカレーレトルト」。お店のカレーを店内の製造室でレトルト加工しているので味はそのままだそう。
塩屋を訪れたことのない人にも街の雰囲気をイメージしてもらいたいと、小説家のいしいしんじさん作の「短編小説入りレトルトカレー」も販売されています。
新しさと古さの交錯する街、塩屋。そんな街で新旧を繋ぐような存在の同店。塩屋の街散策の途中に立ち寄るのにぴったりなお店です。
詳細情報
- 場所
- ワンダカレー店
(神戸市垂水区塩屋町3-9-18)
GoogleMapsで探す - 営業時間
- ランチ :11:30~15:30(L.O.15:00)
ディナー:17:30~20:00(L.O.19:30) - 定休日
- 日曜日
- TEL
- 078-753-3443
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