体に染みわたる優しい甘さ♡心も体も大満足です!
有馬温泉街の戸建てレストラン「Hacco restaurant enn」で湯桶御膳を食べてきました 神戸市
有馬温泉街の中程、念仏寺の奥の小道を進んだところにある一軒家の宿「結びの小宿 縁」(神戸市北区)。この宿では、宿泊をしていなくてもレストランが利用できます。
有馬温泉街を散策している時に見かけた看板にあった「湯桶御膳」を食べに、「Hacco restaurant enn」へ行ってきました。
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横開きのドアをあけて中に入ってみると、そこは戸建ての玄関で、友人の家にでも遊びに来たかのような感覚で靴を脱ぎ店内に入ります。
玄関を入って左側の部屋に行くと、オシャレな雰囲気のカウンターとキッチン、その奥にテーブルが並んでいるのが見えて、レストランに来たことを思い出します。
店内は上品な和の装いですが、軽快で華やかなBGMに、なんだか気分がウキウキ♪あたたかく優しい雰囲気の空間で自然と心が落ち着きます。
窓の向こうには建物下の妬(うわなり)泉源が見え、もくもくとあがる湯気に温泉街の雰囲気を感じます。ゆったり気分で待っていると、楽しみにしていた「湯桶御膳」が運ばれてきました。
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以前は宿泊客限定で提供されていた「湯桶御膳」。お客様の声があり、昨年11月から宿泊をしていないお客様にも提供されるようになったそうです。
使われている食器は「結び」の模様があしらわれていたり、温泉街らしく湯桶の上にお料理がのっていたりと、家ではけっして味わえない特別感がここにはあります。
「湯桶御膳」はさまざまな発酵調味料を使った体に優しいコース料理で、「体を気遣って温泉にきたお客様に、体に優しい食事を提供したい」というオーナーの想いからうまれました。
奥から、米麹で作った自家製甘酒、オレンジを発酵させたドレッシング、おかず山椒味噌、地元産キヌヒカリの雑穀米です。
スタッフさんから「まずは甘酒からどうぞ」とすすめられ甘酒を一口飲んでみました。サラッとした呑み口で、優しい甘さです。雑穀米につけて食べるおかず味噌は香りがよく、深みのある甘さでご飯がすすみます。
湯桶の上は左から、醤麹をつけた唐揚げ、塩麹をつけたサワラ焼き、味噌漬けの豚ロースです。唐揚げもサワラもほろほろと身がほぐれ、風味豊かな旨味が口いっぱいに広がります。味噌漬けにしたお肉も柔らかくて美味しい!
桶の左側には、3種類の煮物が並びます。奥から、ひじき煮(自家製甘酒)、人参しりしり(塩麹)、切り干し大根(醤油麹)。さまざまな素材の組み合わせで、ほっこり優しい味が染み渡ります。
どれもあわてず、ゆっくりと噛み締めたくなる味。さまざまな素材を通して、発酵調味料の奥深さを教えてもらいました。
最後は湯桶の中に隠れていた「羊羹」。モチッとした食感が美味しくて顔がほころびます。
「これが家で食べられたなら……」と心で繰り返しながら、ゆったりした時間を味わいました。
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優しく広がる素材の味とあたたかい雰囲気で終始ほっこり気分に。次は食事だけでなく、一晩泊まって帰りたいです。
- 場所
- Hacco restaurant enn
(神戸市北区有馬町1030番 )
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