山手八番館は”建物そのもの”がパワースポットでした!
北野の『山手八番館』で願いが叶う「サターンの椅子」に座ってきました 神戸市
北野にある異人館街の中でも、ひときわ高台に位置する『山手八番館』。今回は同施設内にある有名な”アレ”を体験すべく、取材に行ってきました!
坂を上り、またさらに坂を上る。険しい道のりを越えた先にある今回のお目当ては…そう!願いが叶うといわれる「サターンの椅子」です。
チケットを買って入場。入ってすぐ左側のドアの向こうには、すでに椅子が覗いています。
部屋の角にドーン!と鎮座するのが、多くの人のお目当てであろう「サターンの椅子」です。この椅子は元々、19世紀にイタリアの教会にあったもの。
現在、異人館の運営を行っている「うろこグループ」が管理を引き継いだ35年前にはすでに同施設内にあったそうで、それがどうして日本にあるのか、いつからあるのかなど詳しいことは分からないのだとか。
その人気は15年ほど前、テレビで紹介されたことがきっかけ。「多い時には椅子に座るのに、3時間待ちだった時もあるんですよ」とのこと。「パワースポットブーム」の先駆けともいえる存在なのですね。
「サターン」はローマ神話の五穀豊穣の神様のこと(悪魔ではありません)。椅子にはサターンの彫刻が施されていて、座ってお祈りをすれば願いが叶うといわれています。私も座ってしっかりお祈りさせていただきました♪
お祈りを終えて、これからは施設内を見学。実は同施設は「彫刻を見ながら世界旅行ができる」と言われるほど、世界各地の素晴らしい彫刻が揃っているのだとか。
入口右側の部屋にあるのは、東アフリカの「マコンデ彫刻」。独特の雰囲気があり、ピカソも影響を受けたというこちらの彫刻にはある伝説が。
その伝説とは「昔々、国で最初の男性が黒檀の木を使ってこの人形を制作。その後、人形に朝日が当たったことにより”女性”が誕生した」というもの。何とも神秘的な話ですよね。広報の方曰く、この場所からも「強いパワーを感じる」という人が多いのだそう。
2階には西インドの仏像がズラリ。こちらもかなり見ごたえがあります。
仏像といえばアジア人らしい顔立ちを思い浮かべますが、これら西インドの仏像は顔立ちがはっきりして彫りが深いのが特徴だそうです。
また2階の窓からは、高台にある異人館らしい絶景を楽しむこともできます!この場所で長く時間を過ごす人も多いそうですよ~。
チケット売り場には「サターンの椅子」はキーホルダーも販売しています。小さくなった椅子はかわいらしく、なんだかパワーを持ち歩けそうですね。
「サターンの椅子」が取り上げられがちな同施設ですが、他にも見どころやパワーを感じられる展示物がいっぱい!”施設全体”からパワーを感じてみてはいかがでしょうか。
詳細情報
- 場所
- 山手八番館
(神戸市中央区北野町2丁目20-7)
GoogleMapsで探す - 時間
- 10:00~17:00
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