赤穂市中広にある『まるおファーム』で、5月下旬まで開催中の「いちご狩り」に行ってきました。今が旬のいちごを60分間食べ放題で楽しむことができます！

赤穂の最南端、赤穂港の近くにまるおファームのハウスはあります

オーナーさんは元々農業高校で先生をしていたそうで、農業を知り尽くした故にこだわったのは「日当たりのよさ」。周りに山がなく夕刻になっても陰らない、瀬戸内海を望む日差しの良い立地でいちごをハウス栽培されています。

ハウスの周りには遮るものが何もない好立地

そんな好条件のもと、無農薬で育てられたいちごは病気にも強いのだとか。農業の土台となる土づくりにもこだわっているそうですが、詳細は企業秘密。農業の紹介はこれくらいにして、「いちご狩り」の様子をお届けしていきます！

ネット予約は1週間前から　※毎週月曜日の9時に更新されます
電話予約は3日前から

最初に建物内で受付と料金の支払いを済ませたら、ハサミといちごのヘタ入れ用の紙袋を受け取りハウスへ移動します。「いちご狩り」は予約制のため、電話もしくはwebから申し込みましょう。

ハウスの中は見渡す限りのいちご！どこまで続くの～といういちごの列が果てしなく続きます。ハウスは3連棟、２連棟の計５棟。12,000株のいちごが鎮座しているという宝箱なのです♪

ハウスの中の温度は20℃近くてとてもあたたかく、筆者のカメラのレンズも一気に曇ってしまうほど（笑）。ハウスでは薄着をおススメします。

甘くて幸せいっぱいの香りが手に残ります

同園では市内外のみならず、県外からも予約が殺到する人気ぶり。取材時にも姫路市や愛知県からも来園されていましたよ。みなさん一様に「こんな大きくて甘いいちごは他にない、来てよかった」と話してくれました。

いちごらしい酸味と甘さが特徴の「紅ほっぺ」

同園で育てているいちごは2品種。「紅ほっぺ」が9割と「章姫」が1割の割合です。見てください、この大きさ！決して小さくない筆者の手の中を真っ赤ないちごが占領しています。

大人気の「紅ほっぺ」は大きなものは甘みが強く口の中でずっと旨みが残ります。小粒だと酸味が残りよりいちごらしい味わいで洋菓子店で需要が高いようです。

スッキリした甘さでジューシーな味わいの「章姫」

対する「章姫」も負けていないくらい大きい！「紅ほっぺ」に比べると果皮がやわらかく、酸味が少ないあっさりした甘みで、形も味も全く違った甘さを楽しむことができます。

ハウスの中にいくつかあるソファでは、落ち着いていちごを食べることが出来ます

期間中は大人気の「いちご狩り」は、多くて100個ほど食べる方もいるというから驚きです。来園者の中にはかつての教え子たちも多いというのは、いちごの魅力だけでなくオーナーさんの人望の賜物ですね。

ハウスの隣の敷地では、瀬戸内海のミネラルをたっぷり含んだ海風を味方にいちごの株を並行して育成

「みんなが良い顔をしていちご狩りを楽しんでくれるのがうれしい」と語るオーナーさんは、「いちごを下から覗くと違った視点で楽しいですよ」とおススメの景色を教えてくれましたよ。

いざ「万全に空かせたお腹」で、思う存分おいし～いいちごを頬張りに訪れてみてください。