まち歩きをしながら“ひな人形巡り”を楽しむ「銀谷（かなや）のひな祭り」が、2月29日から3月3日までの4日間にかけて開催されます。観覧無料。

会場となる朝来市・生野の一帯は、但馬・播磨3市3町にまたがる「銀の馬車道　鉱石の道」が日本遺産としても認定された歴史ある地域。1200年の歴史をもつ生野銀山は銀や銅などの鉱物を数多く産出し、明治には日本初の官営鉱山として栄え、最盛期の1938年頃には1万人を超える労働者や家族が“鉱山の町”生野町で暮らしを営んだことで知られています。

イベント期間中は、同エリアの口銀谷地域と奥銀谷地域に点在する民家や商店など約50～60件の軒先や和室にひな人形が飾られます。観光情報センターや各施設にて散策マップが配布され、町中には既存の飲食店のほかに数箇所のお休み処が設けられ、来訪者へのおもてなしも。

ひな人形を飾っている民家や商店には、目印として桃色ののぼりが立てられています。