一皿ごとにうまいと唸らせる地元食材を生かした料理
赤穂駅近くの和食料理店『創作Dining 杏』で旬の料理を味わってきました 赤穂市
海と山に囲まれた兵庫県の最西端にある街、赤穂市には豊かな海の幸も存分に味わえるお店が多数あります。今回訪れた『創作Dining 杏』は、旬の地元食材を味わえる”うまい和食店”として紹介したいお店です。
京都で日本料理の修業を積んだ店主が9年前に故郷の赤穂に戻り開業したお店で、地元民を中心に多くのファンに支持されています。
店内はカウンター8席、6席の個室2つ、8席の個室1つ、奥には12席の座敷があります。
そんな同店では、昼は「海鮮丼」や「生しらす丼」などのお手頃なメニューを、夜はコース料理やアラカルトをそれぞれ楽しむことができます。今回はディナータイム限定の「夜のコース」5,500円(税込)をいただくことにしました。
先付けの自家製「ごま豆腐」は、強調しすぎないごまの風味がちょうどよく滑らかな舌触りで優しい味。一口目はそのままの味わいを楽しみ、次に少しだけタレをかけていただくことをオススメします。
次に出てくるのが「お造り」。内容はその時期によって変わります。この日は鯛と生タコとシマアジでした。どれも新鮮でプリプリで甘みがありとても美味でした~。赤穂産のタコはそれぞれの食感を楽しめるように、吸盤と身を分けて提供してくれうという心遣い♪
「鴨と海老のじぶ煮」。旨みの詰まった出汁にプリプリの海老と一緒に煮た食材に箸が一気に進みます。特に噛めば噛むほど旨みが出てくる鴨は、柔らかい肉質で絶品です!
「茶碗蒸し」に入っている穴子も勿論、地元で採れたもの。滑らかな舌触りに沢山の具材があっさりした味付けとよく合います。
ここにきて「うなぎの白焼き」登場です!臭みもなくふっくら柔らかに焼かれた鰻は、塩か醤油をお好みでつけていただきます。塩は鰻の味がダイレクトに味わえます。対して醤油でいただくと、味に締まりが出ます。どちらも甲乙つけがたくちょうど半分ずつ楽しみました。
「温かいうちにお召し上がりください」と言って出された「なすの田楽」は、コクのある味噌に大きな茄子がよく沁みて、本当にアツアツ!はふはふしながら食べるのが最高においしいです~。
最後は「鯛の釜飯」です。鯛がたっぷり入っていて、終盤なのに思わずテンションが上がります♪
もちろん、「おこげ」もしっかりと!更にうれしいですよね。
赤だしとお漬物をいただき、コースは終了です。作られている出汁がとってもおいしく、全ての料理の旨みに繋がっている気がしました。
「おいしいものだけを食べて帰ってもらう」ことだけを心掛けているという店主さんは、素材にはこだわり、地元産を中心に提供しています。「味に徹した」真摯な心意気がそのまま宿っている同店の料理。赤穂で「おいしい和食が食べたいな~」と悩んだ時は、ぜひ足を運んでみて欲しいです。
詳細情報
- 場所
- 創作Dining 杏
(赤穂市加里屋63-3)
GoogleMapsで探す - 営業時間
- 11:30〜14:00
17:00〜22:00(L.O.21:15) - 定休日
- 日曜日
※月曜が祝日の場合、月曜休に変更 - TEL
- 0791-42-2000
- 駐車場
- 2台あり
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