姫路名物アーモンドバター発祥の店として、地元のみならず全国的にファンの多い姫路市花田の『マテンロウ』が、新たにアーモンドバター工場を店舗の隣に構えた『ALMOND butter MATENRO pâtisserie un autre』（姫路市）として2023年12月にリニューアルオープンしました。

リニューアル後は「アーモンドバター」「カフェ」「お菓子部門（アンノートル）」の3本が軸となります

以前は趣ある街の喫茶店といった佇まいでしたが、建物全体がオシャレで洗練された空間へガラリと生まれ変わりました。

まるでギャラリーのような店内

店内は天井が高く開放感があり、無機質なようでどこか温かみがある落ち着いた雰囲気です。

お菓子部門「un autre（アンノートル）」の焼き菓子

入ってすぐのカウンター台には「un autre（アンノートル）」の焼き菓子が並んでいました。目にも鮮やかでラッピングも可愛い♡手土産や自分へのご褒美にピッタリです。

「お肉のガレットランチ（自家製スープ、食後ドリンク付）」2,200円（税込）

今回のリニューアルに伴いランチメニューも一新され、中でも「ガレットランチ」は早くも大人気！この華やかなガレットを求めて連日多くのお客さんが訪れています。

オーダーが入ってから1枚1枚丁寧に焼き上げられます

季節限定の「ほうれん草のガレット」もおいしそうでしたが、今回筆者はボリューム満点で豪華な「お肉のガレット」をいただくことに。真っ白なプレートにたっぷりのお肉と野菜が彩りよく盛られており、見た瞬間「キレイ♡」とうっとりしてしまいました。

朝来の「かもたにファーム」の新鮮なお野菜を用いています

以前ステーキ店を営んでいたマスターの手掛けるお肉は、脂身の少ない牛もも肉「ゴールドビーフ」が用いられ、噛むほどに肉々しさの感じる絶品ビーフです。シャキシャキ野菜との相性も抜群！

生地は薄すぎず厚すぎない、究極の厚みを研究したのだとか

そば粉と薄力粉のブレンドされた生地は、もっちり食感に程良い塩気です。じゅんわりとろける半熟卵に絡めると口の中がまろやかになり具材の旨味がＵＰ！黒コショウもアクセントとなり、やみつきになる味わいです。

香ばしくなるよう生地には隠し味として「ビール」が使用されているそう

1枚に様々なおいしさが詰まっているガレット。具材のみで食べても良し、生地に巻いてもよし、食べる所や組み合わせによって色んな味わいを楽しむことが出来ます。

「朝ごはんプレート」のトーストは「アーモンドバター」「シナモンアーモンドバター」「大豆バター」「un autreの塩発酵バター」「un autreの季節のジャム」の5種類から選べます（※提供画像）

また同店は、トーストが5種類の中から選べる「朝ごはんプレート」も人気です。

「アーモンドバタートースト」カフェタイムに単品でも注文可能

「マテンロウ」といえばこれ！ハード系の山型食パンにたっぷり塗られた人気No1の「アーモンドトースト」を試食させてもらいました。

表面はカリっと中はふんわりとした食感で、ほうばると幸せ～な気持ちに。アーモンドバターには「赤穂産の塩」が隠し味に使われており、甘じょっぱい優しい味わいです。

パンの厚みは3センチがベストなのだとか

今や色んなお店で味わえるアーモンドトーストですが、同店が一番おいしいとファンも多く、口当たりと風味の良さは別格です。

笑顔が素敵な栄川さん親子にほっこり♡

今まで主として「マテンロウ」マスターが経営していましたが、リニューアルを機にスイーツ部門で腕をふるっていたパティシエールの娘さんへとゆっくり世代交代していくのだとか。

「意見が合わなくて喧嘩もしますよ」と苦笑いするマスターですが「おいしいものを食べて笑顔になってもらいたい」という熱い想いは同じです。

昔ながらのこだわりに、新しさがプラスされた魅力溢れる同店でモーニングやランチ、カフェの利用と思い思いの時間を満喫してくださいね。