厄除・開運、厄神さまに毎年1年の願いを込めて
迫力満点!『門戸厄神 東光寺』の厄神龍王を拝観してきました 西宮市
阪急 門戸厄神駅から歩いて10分ほどの場所にある “厄除” で全国的にも有名な『門戸厄神 東光寺』に、「厄神龍王」を描いた大迫力の龍王壁画があると聞いて、取材に行ってきました。
「男坂」「女坂」と呼ばれる階段を上った先に「厄神堂」があります。地域の方に “厄神さん” の名で親しまれている、愛染明王と不動明王が一体となられた「厄神明王」が祀られているのは「奥の院」ですが、秘仏のため、参拝客は厄神堂でお参りを行います。「厄神明王」が現存するのは、日本三大厄除のお寺の中でも東光寺のみで、民衆安泰(厄除)の願いが込められているそうです。
お堂でお参りを済ませた後、松田住職に「龍王壁画」へ案内していただきました。「龍王壁画」は令和元年に同寺の改修工事が行われた際に、「(この機会に)何か新しいことを始めよう」と計画されたそうです。
こちらの壁画は、南門から正門につながる境内の外側に飾られています。ファイナルファンタジーも手掛けたイラストレーター内尾和正さんが描いたのだとか。元々、龍は厄神様のお使いで、階段上の「中楼門」にも龍が描かれています。
龍には「勢いをつけて上に登っていく」という意味があり、「開運」の運気を上げる強い力を持っているそうです。「龍王壁画」ではその概念を目に見える形で現代風のデジタルアートにしており、そこには「今までとは違った視点でも厄神様に興味を持っていただきたい」という同寺の想いが込められています。
写真の画角に収まらない全長数十メートルに及ぶ壁画は、見ているだけでもため息がでてくるほど壮大で素晴らしかったです。
同寺は「全ての世代に愛される、今の時代に合ったお寺」を目指しているそうで、今回拝観した「龍王壁画」もそうした取り組みのひとつなのだそうです。
門戸厄神 東光寺の見どころは「龍王壁画」だけではありません。人気の御朱印も充実しており、御朱印帳も3種類用意されています♪
中には「龍王壁画」をデザインにあしらった御朱印帳も。
御朱印集めを目的に厄神さんを訪れる場合は、令和6年限定の御朱印(限定2024枚)もぜひゲットしてください!
さらに今年から龍王壁画を九分割した「特別御朱印」の授与も行われており、年4回に分けて授与される特別御朱印をすべて集めると、自分だけの “マイ厄神龍王” が完成します。
「色々な敷居を下げて、難しい仏教や目に見えない御利益など5感でも感じてほしい」という熱い想いを語ってくださった住職の松田さん。わかりやすく親しみやすい松田さんのお話を聞いて、何度も訪れている場所なのに、新たな魅力を再発見させて頂きました。厄坂の階段を踏みしめつつ、龍に想いを込め上を向いて、開運・厄除、新しい心持でお参りに行きたい、と改めて感じた筆者でした。
詳細情報
- 場所
- 門戸厄神 東光寺
(西宮市門戸西町2-26)
GoogleMapで探す - TEL
- 0798-51-9090(9:00~17:00)
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