赤穂市加里屋にオープンして今年で20年目、安定した人気で地元に愛されるフレンチレストラン『AKO Kitchen（アコウキッチン）』に行ってきました。

赤穂駅から徒歩約10分、加里屋交差点すぐにあります

”フランス料理”と聞くと高級で普段使いはしにくいイメージを持ちますが、こちらのお店はリーズナブルな価格で気軽に足を運びやすいです。

お店の看板ロゴもワイングラスとわかりやすい

お店のこだわりは「料理とワイン」だと胸を張るオーナーシェフは、”シニアソムリエ”資格の持ち主でもあります。看板に描かれたワイングラスからも、その自信が表れています。お店に入る前から高まる期待に胃袋の準備も万端となったところで、いざ入店。

扉を開けると、温かみのある色合いの空間に和みます。カウンター8席と4人掛けテーブル3つの店内は、目の行き届くちょうどいい広さ。

提供している料理に使う野菜は自家農園で育てた無農薬野菜。その日の獲れたてを使うため、新鮮でみずみずしいです。

「ランチコース」2,750円（税込）※プラス220円牛肩ロースのグリル

本日はスープ、オードブル、メイン、デザート、ドリンクがセットになった「ランチコース」をいただきました。メインは「天草ポークのロースト」と「牛肩ロースのグリル」（＋220円）から選べますが、3月下旬までは地元赤穂の牡蠣が入った「海の幸グラタン」も提供しており、一番人気なのだそう。

鮮やかなピンク色が美しい「ビーツ入り野菜のポタージュ」には、ビーツのほかに玉ねぎ、人参、セロリ、ベーコン、カブ、じゃがいもなどの具材がたっぷり入っていました。野菜の甘みが溶け込んだ優しい味わいに、さっそく幸せな気分に♪

オードブルは「ポークリエット」「キッシュ」と、シャキシャキの自家製野菜のサラダが一皿に盛り付けられていました。野菜の上に乗せられた大きなハムが目を引きます。

こちらのハム、なんと玄関横のワイン箱の中にウッドを敷き詰めてオーナー自ら燻製されています。手間暇かけて作られた「燻製ハム」は、噛むごとに広がる香りと、絶妙な塩加減が大変美味！自家製野菜と一緒に食べるのが筆者のおススメです。

メインは「牛肩ロースのグリル」をチョイスしました。マディラソースがロース肉と野菜の甘みによく合います。

この日のデザートは「バスクチーズケーキとバニラアイス」でした。濃厚かと思いきや、あっさりした甘みのチーズケーキは食事の締めにピッタリ。

ランチコースは今回紹介したものより気軽に楽しめる「お気軽ランチ」1,870円（税込）もあります。

シニアソムリエの名にふさわしく、ワインは常に100本以上常備しているそう

「ワインと一緒に気軽に楽しんでもらいたい」という思いから、夜はコース以外にも一品料理やアラカルトも取りそろえ。こちらもリーズナブルな価格帯なので、満足度が高いです。ちなみに料理やソースの味は、お客さんの選んだワインに合わせて変えているそう。料理人兼ソムリエの店主ならではの強みですね。

気軽に一人で、友達と一緒に、そして記念日にもゆったりできます　

「おいしい」という笑顔のためにお客さんを想い、日々ワインと料理を準備するオーナーさんの細やかな心配りがうれしい同店。お店の雰囲気もアットホームなので、初めての来店時も緊張せずリラックスしながら料理を楽がしむことができますよ。