花にグルメに動物に!コアラに会える淡路島の楽園
『淡路ファームパーク イングランドの丘』に行ってきました 南あわじ市
南あわじ市の緑あふれる豊かな自然のなかに、農業公園『淡路ファームパーク イングランドの丘』があります。
約30種類の動物や淡路島グルメ、収穫体験等心躍るコンテンツが満載の同園を訪れました。
同パークは2001年にオープンした島内屈指の観光施設。英国の湖水地方をイメージした園内は『グリーンヒル』と『イングランド』の2つのエリアに分かれます。まずは入園ゲートから直結するグリーンヒルエリアを散策。
大温室『植物館』の館内では季節柄、色鮮やかなポインセチアの特別展示が行われていました。
同園のイチ押し動物は、なんといってもコアラ!『コアラ館』で、南方系の「のぞみ」と「だいち」、北方系の「ピーター」と「ウミ」の4頭に会えました。
現在、南方系のコアラが見られるのは、国内で同館のみ。しかものぞみちゃんは国内最年長で、だいち君は淡路島生まれの“島コアラ”です。
担当飼育員の村井駆さんからお話を伺いました。「コアラは長時間の睡眠が必要で、寝ていることが多いです。でも毎日11時30分にユーカリの葉を交換する際は、比較的動いているコアラが見られますよ」
お世話するうえで最も大変なのは、餌となるユーカリの葉の調達だそう。それだけに「ユーカリを美味しそうに食べてくれるのが一番嬉しい」と、まだ若い村井さんは優しい笑顔で話します。
同エリアには他にも動物がいっぱい。カピバラやワラビー、プレーリードッグやカラフルな鳥たちが、愛嬌たっぷりの姿を見せてくれます。
『ラビットワーレン』の屋内では、国内では珍しい品種のうさぎやモルモットたちに出会えます。
エリアを移動する前に腹ごしらえ。園内に複数あるグルメスポットの中から、記者は同園から渡り通路で繋がる直売所2階の園外カフェ『キッチンユーカリが丘』を選びました。
同カフェでは、淡路島の食材を使用したカフェメニューを提供。多彩な和洋料理やスイーツを広い店内でゆっくりと楽しめます。
記者が頂いた「ローストビーフプレート」と「淡路島牛乳ソフト」。どちらもボリューム満点です!
2時間以上じっくりと火を通した淡路牛のローストビーフが、ご飯の上に幾重にも積み重なった「ローストビーフプレート」。心地よい柔らかさのビーフに、ソテーオニオンの醤油ソースが凝縮されたお肉の旨味を一層引き立てます。
「淡路島牛乳ソフト」は、口溶けのまろやかさもさることながら、ミルクの芳醇な風味が何ともいえません。
お腹が十分に満たされた後は、エリア間シャトルバスで『イングランドエリア』へGo!
同エリアには広大なひつじの放牧場(現在は展示を一部休止中)や白鳥のサイクルボートの池、バラ園などがあり、その眺めはまさに「イングランド」。四季を通じてネモフィラやヒマワリ、コスモス等の花々が見られる花畑や、ゴーカートや乗馬等の「遊びの広場」もあります。
収穫体験ができる「やさい畑」や「温室」。冬に大人気の「イチゴ収穫体験」では、なんと5種類のイチゴを食べ比べることができます(体験開始時期、料金はHPを参照)。
最後に立ち寄ったのは「コアラ店長のおみやげやさん」。園内「おいしい工房」の自家製製品や淡路島の特産品、オリジナルグッズなどがずらりと並びます。
同店の人気ランキング堂々の1位は「コアラの鼻くそ」。ドキッ!とするネーミングですが、実はココア味のサクサククッキーです。
ランキング第3位の「コアラのぬいぐるみ」は、思わず買って帰りたくなる可愛さ。
同園内の質問コーナーでの名回答・珍回答をまとめた書籍「飼育員さんのすごいこたえ」も、購入できます。
周囲を緑濃い丘陵と平地に囲まれた“淡路島のイングランド”。誰もが明るく晴れやかな気分で、一生の思い出を作れる場所だと、記者は心から思います。
詳細情報
- 場所
- 淡路ファームパーク イングランドの丘
(南あわじ市八木養宜上1401)
GoogleMapsで探す - 開園時間
- ●4月~9月
平日 9:30~17:00(最終入園は16:30まで)
土日祝 9:30~17:30(最終入園は17:00まで)
●10月~3月
平日、土日祝とも 9:30~17:00(最終入園は16:30まで) - 休園日
- 火曜日(営業の日もあり)
※詳しくはこちらの営業日カレンダーを参照 - 入園料
- 大人(高校生以上)1,200円
小人(4歳~中学生)400円
3歳以下 無料
※年間パスポートの販売あり - 問い合わせ
- 淡路ファームパーク イングランドの丘
TEL 0799-43-2626
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