カフェに飾ってあったファブリックパネルに、思わず惹きつけられました。鮮やかでかわいらしいデザインは、神戸生まれのテキスタイルブランド『CORNE（コルネ）』のもの。神戸市垂水区に店舗があるとのことで、訪れてみました。 

バス停「多聞台3丁目」から徒歩約3分、小学校の角を曲がったところです

こんなところにお店が？と思うような場所にお店はあります。

知らないとなかなか訪れることができないのではないでしょうか？ 

一歩足を踏み入れると、鮮やかな色が目に飛び込んできます。そうそう、この感じ。見るとパッと明るい気持ちになる色づかいと、なんだかほっこりするデザイン。そんな素敵なデザインの生地と、その生地を使ったグッズがたくさん並べられています。

『CORNE（コルネ）』は2017年に神戸で生まれたオリジナルの生地を作るブランドです。デザイナーの前田さんと、縫製や接客を担当する妹の森さん、お2人のお母さんの3人で運営されています。 

型を使って京都の職人さんたちが一色ずつ押し込むようにして染めていく手捺染（てなっせん）という手法で染められた生地は、鮮やかな発色です 

デザインのモチーフには、神戸の風景がたくさん。須磨の海、離宮の山、多聞の菜の花畑…「見た時に感じたこと、心動かされたことをそのまま描くことで、見る人にも同じ気持ちになってもらいたいです」と前田さん。「そしてその絵を身近で感じることができるように、小物やインテリア雑貨に仕上げています」と森さん。 

日々の暮らしの中で感じる“あったらいいな”が実現されたものもたくさん！ 

小物や雑貨は、ただかわいいだけでなく、より使いやすいものであることにこだわっているそう。お客さんとの会話の中から生まれた商品も複数あります。例えばこちら。 

「おにぎり袋」1,500円（税込） 

「おにぎりを持ち運べる袋が欲しい」というニーズから生まれた「おにぎり袋」。おにぎりがちょうど2〜3個入る、お弁当袋ならぬ「おにぎり袋」。 

ランチにおにぎりを握っていくとか、子どもに持たせるとか、おにぎりの出番って結構多くありませんか？最近はおにぎり専門店も増えていますよね。形も崩れにくいし、何よりこんなにかわいい袋で持ち運べばテンション上がること間違いなし！ 

食パンを潰さずに持ち運べる「パン袋（3斤用）」3,000円、「パン袋（2斤用）2,500円」（すべて税込）もお客さんとの会話から生まれたもの

生地を購入して自身でグッズを作る人もいるそうです。そろそろ入園・入学グッズを準備する時期。お店を訪れておしゃべりしながらアドバイスをもらったり、セミオーダー形式で、販売されているもののサイズを変更してもらうことも可能です。

「できるだけご要望にお応えしたいので、気軽に声をかけてください」とのこと。枠にとらわれないサービス、温かいコミュニケーションも、店舗に足を運ぶ醍醐味です。 

「生地のこの柄部分を使ってファブリックパネルを作りたい」などのリクエストもOK 

ところで、入口に気になるものを見つけました。 

「コルネガチャ」1回100円（税込）は子どもにも人気 

1回100円でできるガチャガチャ。『CORNE（コルネ）』の生地を使った小物が出てくるとのことで、もちろんチャレンジさせていただきました！ 

ブローチやミニハンカチなどが当たります

コインを入れてガチャガチャと回す。ゴトンと落ちてくるカプセル…いくつになってもワクワクするものですね。かわいいヘアゴムをゲット♪ 

須磨の海をデザインした「SHIP」シリーズ、かわいい船の形と色合いに惹かれました♡

鮮やかでかわいい、そしてどこか優しさをまとったデザインは、見る人の気持ちをパッと明るくさせます。“日常に彩りを”と願う神戸発ブランドが日本中に広がる日も、そう遠くないかもしれません。