パーティーや家族の集まりが増えるホリデーシーズン、手みやげは何にするか悩む人も多いのではないでしょうか。

苦楽園口駅から北へ向かう夙川さくら道沿いのサニーガーデンにある「ジヴェルニー（GIVERNY）」のアートのような美しいケーキが喜ばれていると聞いて行ってきました。

焼き菓子なども豊富にあり、冬季はショコラも

店内はまるでパリにあるケーキ屋さんのような雰囲気。ショーケースの中を覗くと、個性的で美しいケーキが並んでいます。

一体どのようにしてこの芸術的なデザインが生まれるのか？店主の久保さんに聞いてみると、「アイデアは修業時代の経験はもちろん、最新のフランス菓子をチェックしていると時代の流れがつかめます。そこから伝統を大切にしつつ、日本の風土に合う洗練された味を追求しています」と、教えてくれました。

取材中にも常連さんが来店、慣れた様子で買い物を済ませて帰っていきました

日本人に合うサイズや糖度、食感の細部まで調整しながら、シンプルだけど存在感のあるケーキ作りを意識しているのだとか。

中にも驚きが隠されています

確かに一目では何のケーキかわからないシンプルなデザイン。外側にヒントが隠されているので、中に何が入っているのか想像しながら食べてほしいとのこと。

「カラク」600円

「カラク」は、オレンジとチョコレートの最高の組み合わせが楽しめるチョコレートムースケーキ。オレンジのコンポートは皮ごと使うことでオレンジ本来の甘みとビターな風味を残し、チョコレートの濃厚な味わいとさっぱりした品の良い後味になっています。

「タルト・タタン」650円

今までに見た伝統的なお菓子とはまったく異なったデザインの「タルト・タタン」。〈サンふじ〉の甘みと酸味を残したりんごそのもののやさしい味わい、パイ生地のサクサク感、シナモンがかかった生クリームの絶妙なバランスに感動。

「プリン」はなめらかな口当たりとやさしい味わい、シンプルに素材の風味がしっかり感じられました。

今年も予約受付リリース後に即完売した数量限定のクリスマスケーキ。毎年デザインが変わるので、来年チャレンジしてみて。これ以外のケーキはまだ受付可能（※12月20日まで）出典:ジヴェルニー公式サイト

国産のクリームや上質なバターをはじめ、ナッツ、チョコレート、季節のフルーツ…日々試行錯誤を繰り返し、新しい素材との融合や可能性に挑戦し続けます。

その情熱が「あぁ、美味しい」としみじみ感じる繊細で芸術的なケーキを生むのだと思いました。