1998年創業の洋菓子店『sweets cake kajitsu』（西脇市）に少しユニークなケーキがあると聞き、取材へ行ってきました。

「一人ひとりの幸せの樹にお菓子が届けられ幸せが実ってゆく、そんなお菓子をお作りしたい」。そんなお店を目指して『菓実（kajitsu)』という名前を付けたそうです。

門をくぐると、お店の看板が見えてきます。わくわくした気持ちに胸が高鳴ります。

店内に一歩足を踏み入れると、ケーキや焼き菓子の甘い香りが鼻腔をくすぐりました。種類豊富な商品の中から自分へのご褒美や知人への手土産など、用途にぴったりなものを選ぶことができます。

ショーウィンドウには「表現カエ」スイーツが所狭しと並んでいました。その中でもひときわ目を引くケーキが…。

「播州らぁ～めん」540円（税込）

その名も「播州らぁ～めん」。驚くほどの再現度に、思わず見入ってしまいました。いったいどんな味がするの気になります…（笑）。そこで今回は、こちらの「播州らぁ～めん」と、人気商品の「もちぱい」「牧場プリン」の3品をいただきました。

「もちぱい」399円（税込）

まずは「もちぱい」からいただくことに。バターをふんだんに使った香り高いパイ生地で十勝産の小豆を使用した大福餅を包み、高温でじっくりと焼き上げられた商品です。外はカリッと、中はもっちり、程よい甘さが口の中いっぱいに広がります。トースターで少し温めると、まるで出来たてほやほやのような味わいを楽しむことができますよ。

「牧場プリン」399円（税込）

続いていただいた「牧場プリン」は、卵黄と生クリーム、そして兵庫県産の牛乳がたっぷり使用された商品です。バニラビーンズの良い香りがし、とろ～りとした滑らかな食感がやみつきになり、あっという間に食べきってしまいました。

容器の内側に牛のマークがでてきたら、プリンをもう一つプレゼント！という当たり付きなのも嬉しいポイント（今回は残念ながら外れてしまいました）。食べている際中にドキドキ気分が楽しめるので、子どもに人気というのも納得です。

「播州らぁ～めん」540円（税込）

最後はお待ちかねの「播州らぁ～めん」です。栗餡で再現された麺が、スポンジケーキ・カスタードクリームにマッチし、濃厚なモンブランをいただいているようでした。紅茶ゼリーを使ってスープの色味まで細かく再現しています。

驚いたのが上に乗っている具材で、焼き豚や海苔はチョコレート、もやしはレモンピール、ネギはレモングラスで再現されていました。お店の方のこだわりが感じられる一品です。このらぁ～めんの器は陶器でできており、食べた後はお茶碗としても使用できます。

“小さいお子様からご年配の方まで、安心して召し上がって頂ける「やさしい味」を目指して”という店主こだわりの手作り洋菓子をいただき、お腹も心も満たされました。