三田の山麓に鎮座する、しっとり紅葉を楽しむカフェ
NHK ”ふるカフェ” の舞台にもなった『cafe NoRa』でまったり過ごしてきました 三田市
「ノラネコのようにのんびり気ままに」と名づけられた『cafe NoRa(カフェ ノラ)』(三田市)。以前からずっと気になっていたこちらのお店に、今回取材に伺うことができました。
お店は三田から篠山へ抜ける県道37号線から少し入った山麓にあり、150年ほど前に建てられた地元名士のお屋敷をリノベーションして営業されています。
シトシトと降る小雨の中、風の音や澄んだ空気が感じられ、静かで心地良い異空間が広がっていました。
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製菓学校を卒業後は、飲食業で経験を積んだ店主の村山さん。西宮の甲子園口で開業して丸5年のち、古民家好きが高じて2021年にこの地に移転してきたそう。
実は同店、全国の古民家を生かしたカフェを取材して歩くNHKのドラマ『ふるカフェ系 ハルさんの休日』の舞台にもなったんです。
今回いただいたのは、定番の北海道産クリームを使った至極プレーンな「チーズケーキ」。
底のタルト部分はサクサク…かと思いきや、しっとりとしていてクリームとも好相性。新鮮なカットフルーツが味に変化を与えてくれるのも嬉しいポイントです。
チーズケーキをはじめ、定番スイーツにはお店の名前が付けられており、価格設定もお手頃にしているそう。個人的にはこのクオリティでこのお値段は破格だと思います。
新作スイーツの研究にも余念がない村山さん。自家製蒸し栗のペーストを使用したクリームに栗の渋皮煮がトッピングされた「ガトーショコラ」は、季節の気まぐれメニュー。キャラメリゼされたカリカリのアーモンドが、味に花を添えてくれます。
季節の気まぐれメニューは地元食材を中心に考案されていて、どれも豪華なフォルムが特徴。「寒くなるこれからの季節は、チョコレートをベースにしたメニューがおすすめ」と教えていただきました。
その他にも「りんごのタルトタタン」や「シャインマスカットのフルーツパフェ」など、季節の食材を使ったスイーツが登場し、「今日はどんなメニューかな」と一期一会の出会いに胸が膨らみます。
ここは植木の剪定や造園を生業にしていた方が元々住んでいたそうで、この立派な庭もコツコツ自分で作られたものだとか。
「旅館や寺院にしかない大きな石灯籠は、客先から譲られたものだと聞いています」とのこと。
店内の間取りについても、「ここまで土間が広いお屋敷は珍しいんです。なので、テーブル席のスペースも広く取ることができました。思い思いのスタイルでゆっくり時間を楽しんでもらえれば」と話してくださいました。
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何ごとも中途半端になるのは嫌だという村山さん。理想のスタイルを追求する同店の世界観にハマる人が続出しているのも納得。一度訪れたらまた行きたくなる魅力がここにはあります。
- 場所
- cafe NoRa(カフェ ノラ)
(三田市上槻瀬109 )
Google マップ - ☆お願い☆
- 店主一人で営業しており、混雑時にはお待ちいただくことがあります
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