中国自動車道加西ICから車で約15分。「イオンモール加西北条」近くにある、鶏料理専門店『地どり家　由輝鳥』を取材してきました。

昼と夜で全く異なる顔を持つお店

日中は、本格お蕎麦屋さん「はりまのちっちゃな台所」が営まれている同店。夜になると、オーナーもメニューも一変し、全く異なるお店へと変身します。

中央のシンボルツリーの周りはキッズスペースになっており、子供連れにも嬉しい造りになっています

店内はテーブル席と座席・カウンターが用意されており、広々とした雰囲気。

仕込みから調理までをオーナーである本村さんがほぼ一人で行っているという同店は、仕入れ先から調理方法まで、とことんこだわった鶏料理が食べられると評判です。

「地鶏のかご焼き」1,200円（税込）※写真はお店のHPより引用

この日、まず始めにいただいたのが、同店イチオシの「地鶏のかご焼き」。

お店で使用する鶏肉は、オーナーが厳選したものを使用しており、中でも「黒さつま鶏」は特にこだわって仕入れているんだそう。

一般的な鶏肉は、飼育期間が40〜50日なのに対し、さつま鶏は120日と約3倍！飼育期間が長いことで肉がしっかりと付き、旨みや歯応えが増すんだとか。

新鮮なお肉を炎の中で焼き上げる「かご焼き」は、調理の様子も見どころです。高く上がる炎は迫力満点！

炭の色と香りをつけた「かご焼き」は、宮崎県の名物料理だそう

目の前に運ばれてきた瞬間、炭の色合いと香りに食欲がそそられます♡

香りを存分に堪能してから口に運ぶと、口いっぱいに広がる炭の香ばしさ。鶏肉本来の旨みを活かした絶妙な味付けは、リピート決定の美味しさです！

焼き鳥が大好きな筆者ですが、串焼きとは一味違った味わいに感激しました。

「鶏の刺身盛り合わせ」1,300円（税込）

続いていただいたのは、「鶏の刺身盛り合わせ」。産地直送の新鮮な鶏肉だからこそ食べられる鶏の刺身は、本当にプリップリ！

日によっておすすめの部位2、3種が提供されるとのことで、この日は、ササミ・ずり・モモの三種盛りでした。

歯応えも味わいも異なる刺身の盛り合わせは、本当に贅沢♡

「自家製鶏ハムで作った鶏のムース（バケット付き）」770円（税込）

最後にいただいたのが、「自家製鶏ハムで作った鶏のムース（バケット付き）」。鶏のムースは珍しく、筆者も初めて食べました。

ブラックペッパーとバジルがトッピングされたムースをバケットに塗っていただいてみると、その上品な味わいにビックリ！

濃厚なペーストが舌に絡み、絶妙な塩味加減がバケットとの相性抜群です！まるでコース料理に出てくる一品のようでした♡

「パリパリ根菜チップスサラダ（由輝鳥オリジナルソース）」700円（税込）※写真はお店のHPより引用

他にも、オーナーの目で選び抜いた旬の野菜を使ったサラダや、鶏料理専門店が作る焼き鳥など、人気メニューがたくさんあります。

「一人で調理していると、お待たせしてしまうこともあります。でも、“美味しいものを食べたい”と、この店を選んでくれたお客さんの想いに全力で応えるためにも、これからもこだわりを忘れず作り続けていきたいと思っています」と本村さん。

カウンターでお酒を飲みながら料理を楽しむのも素敵♡

一つ一つのメニューに一切の妥協を許さず、「今後も更に美味しさを追求し続けていきたい」という本村さんの想いに触れ、ちょっとした夜の贅沢タイムに、是非通いたいお店だと感じました。