10月1日に「第15回あけのべ一円電車まつり」が、あけのべ憩いの家、 駐車場他（養父市大屋町）で開催されます。9時から16時まで。

日本遺産の構成資産として認定された明延（あけのべ）鉱山明神電車（一円電車）、明延鉱山町・明延鉱山関連遺構など、明延の鉱山町全体を活用した交流イベントです。

一円電車とは、日本一の錫（すず）鉱山だった明延鉱山から神子畑（みこばた）選鉱場まで、鉱石を運ぶ目的で約6キロ間を走行していた鉱山鉄道の車両。その運搬の合間に従業員や町の人の足となって走っており、当時の乗車賃が１円だったことから「一円電車」という愛称で親しまれ、昭和60年まで運行していたそう。

当日は一円電車「くろがね号」に、中学生以下は1円で、高校生以上は300円で乗車できます。

ゴトゴトゆれるかわいい一円電車に乗れば、昔に思いをはせながら日本遺産の魅力を感じられます。

また、鉱山として稼働した坑道の一部を「明延探検坑道」として公開中。むき出しの岩肌や鉱車のレールがそのまま残っており、鉱山稼働時のリアルな坑道の状況をガイドの案内で探検できます。この日は、当日の申し込みでも見学可能で、料金は大人（高校生以上）は1,200円、小人（小中学生）は600円。

その他、鉱石の発掘体験にバザーやライブ、もちまきなどのイベントも開催される予定。スタンプラリーに100円で参加すると、全員に養父の特産品または明延グッズがプレゼントされます。