オーガニックにこだわった地産地消の食材や「発酵玄米」が食べられる『椛』。身体に優しく美味しいものを食べて、心身を整えたいという気持ちを胸に、ランチを食べに行ってきました。

場所は、淡路市久留麻の国道28号線沿いにあるパン屋さん『Bourangerie Ciel』のちょうど裏側。東側に一本脇道へ入ると見える、お店の看板が目印です。

ナチュラルな内装の店内は、大きな窓からの自然光と照明の穏やかな光でとても温かみのある雰囲気。カウンター席やボックス席があり、店内奥にはイベントスペースもあります。ひとりでも誰かと来ても安心の、ほっとする空間。

10月より「やまもみじ定食」は1650円（税込）、「スパイスカレー」は単品で1100円（税込）となります※写真は取材時のもの

1日10食限定の「やまもみじ定食」は、肉と魚からメインを選びます。メインの内容は月替わりなので、旬のものを楽しめるのも嬉しいところ。

「やまもみじ定食」1650円（税込）

今回はお魚定食をいただきました。今月のメニューは「鯖の竜田揚げきのこの大根おろしポン酢」。

野菜やハーブは、無農薬や自然農法にこだわる「根波里農園」「ちょうけいじ農園」のものを使用

メインの鯖は淡路島の仮谷漁港で採れた地魚。臭みがなく、ふっくらした食感は絶品です。さらに、副菜5種もカラフルなランチプレート。しっかり味とあっさり味の組み合わせで全体のバランスも良い味付けです。

重たくなりすぎないように小豆と玄米だけではなくもち麦も配合

そして、お赤飯のような見た目の「発酵玄米」。白米よりも食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富で、栄養価の高い玄米を、パサつきや独特の風味を気にせず食べられます。うっすらと塩味もついていて、食感はふんわりもっちもち。これは美味しい！

同店の玄米は「大村農園」のものを使用しています。無農薬だけではなく無肥料で育てることで、土本来の微生物の力が発揮されるという、自然栽培のお米。お米を丸ごといただく玄米だからこそ、農薬のことも気にせず安心して食べられるのは嬉しいですね。

白砂糖は使わずアガベシロップで甘みを付けているという、自家製グラノーラ。自然な甘さで、ナッツやドライフルーツの香りがしっかり感じられます。

「ベイクドチーズケーキ・ショコラ」760円（税込）
※ランチご注文の場合は、ハーフサイズのケーキや、ドリンクを各350円（税込）でセットにできます

重厚感のあるベイクドチーズケーキは、クランブル生地のボトム部分がブラウニーのようにリッチな味わい。ケーキも全て手作りです。ランチにはハーフサイズのプチケーキを付けることもでき、選んだケーキに合うグラノーラを添えて提供してくれるのだそう。

アガベシロップの優しい甘みで、朝食にもおやつにも、ギフトにも重宝しそう

店頭や公式サイトから購入できる自家製グラノーラにも、オーガニックの穀類や、自然栽培の玄米を自家製で挽いた玄米粉を使用しています。完全無添加で白砂糖一切不使用。

店主の照山さん

季節と共に色が変わる紅葉のように、四季折々の旬のものを美味しく提供してくれる同店。筆者も自然栽培やオーガニックについて知り、自分や家族が口にする物をよく選ぶことの大切さを考えるきっかけになりました。一つ一つに、作り手の想いが詰まったランチ。そんな愛情のこもったお料理をいただけば、忙しい毎日も心軽やかに過ごせそうですね。