阪急芦屋川駅から近いと聞いていたのに見つからない‥建物の2階にあるらしい‥と、噂の「Ashiyagawa beer stand（芦屋川ビアスタンド）」は、クラフトビールが飲める隠れ家どころか隠れすぎているビアスタンドです。

駅の北側のサンモール商店街を西へ歩き、左手に見えるトルコ料理屋さんを過ぎてすぐに左に曲がると、怪しい階段がありますよ。

阪急の高架の手前に階段があります。ひたすら上りましょう！

店の広さにも驚きます

恐る恐る階段を上がると「あっっ！！本当にあった！」。少しの驚きとナゾの達成感。笑顔で迎えてくれた店主のタケさんを見てほっとしたところで、ご褒美の一杯を飲まずにいられません。

この気遣いは本当にうれしい

ブルワリーから直送されるビールはタップ（樽生ビール）で4種類。ビールの温度管理はもちろん、注ぐ前にはグラスを冷やし、最高の状態で飲めるように一杯一杯丁寧に入れてくれるのが嬉しいですね。

丹波路ブルワリー「イングリッシュペールエール」800円（税込）

いただいたビールは兵庫県・丹波路ブルワリーの「イングリッシュペールエール」。美しいオレンジ色と、これぞペールエール！という味わいはコクと甘みがあり、シンプルで飽きない飲み口。友人たちと会話をしながらゆっくり飲みたい一杯です。

ポン、ポンッと弾けるできたての「ポップコーン」300円（税込）は手が止まらない♪

ビールを楽しむだけでもいいのですが、少しおつまみがあれば‥という人には「ポップコーン」がちょうどいいかも。ポップコーンメーカーを使って自分で作るポップコーンは、遊び心があって見ていても楽しめます。

テーブル席でのんびり飲むのもいい。CHORYO（長龍酒造）「IPA- Kolsch Yeast Edition-」900円（税込）

もう一杯は、奈良県・CHORYO（長龍酒造）の「IPA- Kolsch Yeast Edition-」です。フルーティでトロピカルでありながら、キレのある苦みが今の季節にぴったり。

ビールはタップがなくなり次第違うフレーバーに変わります

仕入れは、作り手さんの人柄や想いを知るため店主自らが現地に赴き、顔を合わせて話すことを大切にしているのだとか。仕込みの手伝いもしたことがあるそうで、製造工程や技術もしっかり理解してから購入を決めているとのこと。そんなビール愛がお客さんの心を掴んでいるのかもしれません。

「ビールは大衆の飲み物であり、コミュニケーションツールの一つに過ぎないので気軽に楽しんで欲しい」と話すタケさん。いつか自分のレシピでオリジナルビールを作りたいと考えているそう。できた時は是非知らせてほしい！

常連さんやビール好きな人たちとあれやこれやと盛り上がっている姿が本当に楽しそう。その輪の中に入りたくなるような魅力のあるお店でした。

お酒が飲めない人は、ビールに使われるホップを使ったオリジナル「クラフトコーラ」400円（税込）を。スパイシーな香りとねっとりとした甘味は驚きの美味しさ。これだけでも飲みに行く価値あり