「ロボットが調理してくれるそうめん専門店があるらしい…？」そんな噂を聞きつけ、興味津々で姫路駅に向かった編集部。たどり着いたのはおみぞ筋の一角にある『ROBO DINING 手延べの掟』です。

こちらは先月7月にオープンしたばかりの新店。手がけるのは、姫路に本社をもつメカトロ企業「株式会社イトデンエンジニアリング」ということで、めちゃくちゃ本格的なロボットの気配がしてわくわく！

注目のメニューは、ご存知「揖保乃糸」と小豆島そうめん「島の光」の2種類を中心に様々な等級（揖保乃糸にはあの「三神」もラインナップ！）が揃います。

そうめんの量、しょうが・わさび・ねぎなどの定番薬味はもちろん、パクチーやパルメザンチーズ、地元ブランドの「桃色吐息豚」の豚しゃぶといったトッピングもかなりの充実度。

さらに、そうめんは「茹で加減」まで選択可能。通常でも1～2分で茹で上がるそうめんで、細かな茹で具合を調整できるのはロボット調理ならでは。人が作るよりおいしいものができるんだそう。

注文はテーブルにあるタブレットから行い、送信すると直接調理場のロボットに指令が入ります。ロボットの働く様子を見せてもらいました。

茹で上がったそうめんを素早く冷水で洗っているところです。動いている様子はSNSでアップ予定！

1本1本が細いそうめんを丁寧に茹で上げ、冷水で短時間で一気に洗いながら締めるロボット。超音波マイクロバブルを使ってぬめりをなくし、人の手では洗うことが難しいほどの冷水で締めるため「人にはできない極みの領域」だといいます。

左が「揖保乃糸」右が「島の光」

食べ比べのため、「揖保乃糸」と「島の光」をオーダー。食べてみると、慣れ親しんだ「揖保乃糸」に比べて「島の光」はよりツルっと感が高いイメージ。選べるつゆの「豆乳坦々つゆ」には、「島の光」の方がより合うような気がしました。

オリーブオイルは入れると一気に料亭の味に、ラー油は入れると辛さと深みがアップ

テーブルには「自家製オリーブオイル」と「自家製ちりめんラー油」も設置されているので、ぜひちょい足しして変化も楽しんでみて。

限定「生素麺」一束 1,200円（1日10食限定）

そしてさらに注目！こちらの店舗では「限定素麺」として1日10食限定で小豆島・なかぶ庵の「生素麺」が味わえます。

わかりますか？このツヤ…この透明感。

この麺の白くツヤツヤとした輝き、食べてみるとこの細さなのにモチモチとして弾力がすごい！噛んだ瞬間に歯を軽く跳ね返されるようなコシがありました。筆者としては結構衝撃の味だったので、そうめん好きさんは一度試してみて欲しいです。

「釜揚げ生しらす丼」単品 880円、セット 1,280円

そうめんのほかに、セットメニューも人気。こちらの「釜揚げ生しらす丼」は、名店・中善商店のしらすを贅沢に使った一品。旨味がしっかりしていておいしい！

少し試食させていただきましたが、ふわっふわで舌の上で秒で溶けました！

1㎜の1000分の8、8ミクロンという機械ならではの薄さで削られた鰹節「とろ節」は、口の中に入れると溶けてなくなるほどの薄さ。ほかほかご飯の上に乗せた「とろ節ご飯」で味わえば至福の味。

夜は「アボカドクリーミー創麺」などの“創麺”メニューや一品メニューもあり、今後メニューも増えていく予定だそう。

ちなみに、薬味を乗せてテーブル席を回るロボットくんもホールを駆け回っていてとってもかわいかったです（笑）。ロボ好きやお子様連れの方も楽しめるお店でしたよ。