姫路市の人気かき氷店というと必ず名前が挙がる『天然氷のかき氷 ひめじ官兵衛堂』。南アルプス八ヶ岳の天然氷を使ったかき氷が年中食べられるとあって“ゴーラー”（かき氷愛好家）にも愛されるお店です。

「はまもとコーヒー」横の店舗の2階にあります

かき氷シーズンとなると連日行列をつくり、売り切れが続出するほど人気のお店。シーズン前にかき氷を食べに行ってきました。

「苺のマスカル」1,600円（税込）※9月初旬ごろまで提供
カスタードイン・小豆イン・淡路さんヨーグルトシロップ追加などのカスタムも（各＋100円）

今一番人気の「苺のマスカル」をオーダー。苺のかき氷は12月～9月ごろまで提供されており、その時々の旬の品種が使われています。今の時期は、甘さと酸味のバランスが良い長野県産の夏苺「サマーリリカル」。

頭がキーンとならないコツは氷の削り方にあり！食べる前に冷たい水を一口飲むのも有効だとか。一番は「ゆっくり味わって食べること（笑）」とオーナー

フレッシュな生の苺を使った手作りのシロップがこれでもかとかけられており、苺の甘い香りが漂います。一口食べると苺の甘酸っぱさがダイレクトに感じられ、種のつぶつぶ食感も楽しい。そしてシャリッふわっと溶けていく氷…目をつぶって味わいたくなる美味しさです。

エスプーマの上にちょこんと乗った苺は最後のお楽しみ♪

上に乗っているのは甘さ控えめで苺を引き立てるエスプーマ。一緒に食べるととろりとした食感とミルキーな味わいがプラスされ、デザート感が増します。

ストローもつけてくれるので最後まで美味しく味わえました。この贅沢なイチゴミルク、たまりません～！

そのほか、夏のシーズンは桃やキウイ、パイナップル、マンゴーなどのかき氷が登場。期間限定メニューを含め、常時12種類ほどが用意されています。いずれも各日なくなり次第終了。今回いただいた「苺のマスカル」は9月初旬ごろまで提供、確実に食べたい方は14時ごろまでに来店してください！

この絶品かき氷はどのように作られているのか…オーナーの加藤さんにお話しをお伺いしました。姫路市白浜町に2016年にオープンし、翌年現在の店舗へ移転。繁忙期は増員しますが、基本的にご夫婦2人で営まれています。

元々焼き鳥屋で勤めていたご主人が、とあるCMで天然氷屋「八義」の職人の仕事姿を見て感銘を受けたのが始まり。すぐさま連絡を取って会いに行き、猛アタック！その想いが実り、姫路でかき氷店をオープンすることになったのだそう。冬になるとご夫婦で山梨県に出向き、氷づくりの作業を手伝っているそうですよ。

「抹茶ときなこの苺ミルフィーユ」
※写真提供：ひめじ官兵衛堂

天然氷への愛を持って、職人の想いをのせて一つひとつ丁寧に氷を削り、提供する。かき氷としてのおいしさはもちろん、純度の高い天然氷ならではのおいしさを感じてほしいと話してくださいました。

ぜひこの夏は天然氷のかき氷で涼を感じる至福のひとときを過ごしてみてくださいね。