中華『民生』コラボかき氷が食べられるのはここだけ
常設店オープン!元町・南京町『民生 こおり泥棒』でふわふわのかき氷♡ 神戸市中央区
4月29日にオープンした、元町にあるかき氷屋さん『民生 こおり泥棒』に行ってきました。
店内にはパンダのイラストやぬいぐるみが飾られていて、それらの可愛さにほっこり。「氷を盗むように美味しくどんどん食べて欲しいと思い、“こおり泥棒”と名付けました」と話すのはオーナーの上田真己子さん。3人のお子さんと一緒にお店に立たれています。
同店は昨年8~10月の3か月間だけ間借り営業し、テイクアウトの形態で販売したところ好評。それを知った近隣の老舗広東料理店『民生』のオーナーから声がかかり、常設店としてこの場所で営業することに。今年の開店に向け入念な準備を重ねたそう。
「民生さんの助けもあって開店することができた。屋号も昨年は“こおり泥棒”だけでしたが、頭に“民生”の名前を付けさせてもらい、コラボメニューも開発しました」と話すオーナー。早速そちらをいただきます。
奥からシャリシャリという氷を削る音が聞こえ、ほどなく提供されたものを見てびっくり仰天!なんとイカの天ぷらがてっぺんに鎮座しているのです。
「民生といえば“イカの天ぷら”が看板料理ですよね。ここにもうひとつ仕掛けを加えました」といたずらっ子のような笑顔で教えてくれたのは、氷の中に射込んだ“牛ミンチのレタス包み”。想像もつかないメニューに驚きです。
氷全体に挽きたての有馬山椒がかけられ、その香り高さと共にイカをひと口。外はカリカリ、中は柔らかで、アオリイカの美味しさがひしひしと感じられます。
「カチカチの氷を使うと頭が痛くなる。温度を0℃まで上げ透明になった頃合いを見てかきます」という氷は、ふわふわできめ細かく、舌の上でほどける瞬間がひんやり心地よい。ココナッツミルクシロップの甘さに、天ぷらのほのかな塩味が合います。
どんどん食べ進めていくと、本当にミンチのレタス包みが現れてきました。冷感でお肉の味はしっかり、レタスは凍ってパリパリ&シャキシャキの食感に。取り出してそのままいただけば、食べ応えも十分に感じられます。
次第に溶けてくれば、大きなストローでお肉と氷を一緒に吸ったり。溶けきってもココナッツミルクの味が濃いため、薄くならず美味しいジュースとして堪能。
もう一品いただいたのは、こちらも南京町の老舗『惠記商行』のココナッツもちをのせた「ココナッツミルクもち」。
ココナッツミルクシロップのかき氷に合わさった、たっぷりのココナッツチップが香ばしく食感も楽しい。もちの中にはカスタードクリームが入っていて、これが中華のお菓子らしく卵の黄味と甘みの濃いカスタードに。
1年中かき氷を提供する常設店として、芋や栗などを使った秋冬メニューも考えているというオーナー。今後はプリンやチーズケーキなどスイーツも増やし、2階を予約専用のカフェスペースとして開設する予定だとか。これからの展開が楽しみですね。
詳細情報
- 場所
- 民生こおり泥棒
(神戸市中央区元町通1丁目2ー4)
GoogleMapsで探す - 営業時間
- 12:00~18:30
- 定休日
- 月曜日
(火曜休みもあるので来店前にInstagramを要チェック) - TEL
- 078-381-5722