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知らなかった!播磨の絶滅危惧種の植物に出会えた。

手柄山温室植物園「播磨の絶滅危惧種展」に行ってきました 姫路市

姫路市にある手柄山温室植物園で5月20日から始まった「播磨絶滅危惧種展」に行ってきました!
姫路手柄山温室植物園 姫路手柄山温室植物園
同園は砂漠植物・熱帯・亜熱帯植物などの鑑賞ができる施設で、同展は、中間にあるレンガ広場の展示室と、エントランス展示室で6月11日まで行われています。
(左)小温室 (右)大温室 (左)小温室 (右)大温室
同展は、過去に10回ほど開催されていますが今年はNHKで放映中の朝ドラ『らんまん』の主人公のモデルとなった植物学者・牧野富太郎(まきの とみたろう)博士が命名した植物の特設展示も合わせて行われていました。
展示室 展示室
展示されている植物は約100種類。中でも、「トサオトギリ」は、現在播磨地方にしか生息していないとても貴重な植物です!土の中の水分がしっかり必要なのに地上ではそれほど湿気を好まない植物で、育てるが本当に難しいんだそう。
トサオトギリ トサオトギリ
「花が咲くとその苗は枯れてしまうため、枯れる前に新たに苗を植えて育てる。今では、自然に生息するのは難しくて、この植物園と近隣の植物園だけで苗を大切に育てているんです」と副園長の朝井さんが教えてくれました。
コヤスノキ コヤスノキ
博物学者の大上宇市(おおうえ ういち)がたつの市で発見し牧野博士が命名した「コヤスノキ」は、2人をつなげた植物として有名。大上氏が最初に見つけた木は、調査前に切られてしまい、別の木を探し出し改めて「コヤスノキ」と命名したんだそう(笑)。そうした背景や物語を知ることができるのも同展の魅力のひとつです。
イシモチソウ イシモチソウ
個人的に興味深かった植物は、「イシモチソウ」。ひっつき虫のようになっている葉のひだを駆使して小さな虫を捕まえており、指を近づけてみると、引っ付く感じがよくわかりました。可愛い見た目からは想像できない、システマチックな生態は本当に面白い。
牧野富太郎の素敵な言葉の一つ 牧野富太郎の素敵な言葉の一つ
中央には、「きみ、世の中に雑草という草はない。どんな草にだってちゃんと名前がついている」という牧野博士の言葉が。自然界には本当に多くの植物が生息し、それら一つ一つの植物のおかげで多様な生態系が守られていると感動しました!
姫路の市花「サギソウ」 姫路の市花「サギソウ」
その他にも姫路の市花「サギソウ」や「シロヤマブキ」なども展示されていましたよ。

園内では、今回の展示以外にも様々な植物を鑑賞することができ、温室では熱帯の植物やサボテン、紫陽花などの展示も行われており、休憩できるバルコニーや写真スポットなども用意されていました。
ホッと一息休憩スペース ホッと一息休憩スペース
今回の展示を通じて、「これから先の未来も色んな植物たちと共存していきたい」という気持ちを持つことができました。これからは、道端に咲いた植物にもついつい目がいってしまいそうです。

「何気ない通り道で素敵な植物との出会いがあるかもしれない」と考えると、毎日の犬の散歩はより楽しいものになりそうだと、ワクワクしながら帰路につく筆者なのでした。

詳細情報

期間
2023年5月20日(土)〜6月11日(日)
場所
姫路市手柄山温室植物園
(姫路市手柄93番地)
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時間
9:00〜17:00
(入園は16:30まで)
入園料
大人 210円
小人 100円(6歳〜中学生)
休館日
金曜日
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Kiss PRESS編集部:西森

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