5月5日には特別企画も

林田大庄屋旧三木家住宅「戦時下の林田国民学校&端午の節句展」姫路市

林田大庄屋旧三木家住宅（姫路市）で現在、企画展「戦時下の林田国民学校&端午の節句展」が行われています。5月15日まで。

英賀城主・三木氏の出自と伝えられている三木家。同施設は江戸時代初期の建築物とされており、大庄屋の建築としては兵庫県下で推定できる最古の遺構で、主屋をはじめとする6棟の建物が県の指定重要有形文化財に登録されています。

この時代の大庄屋屋敷が残っているのは全国的にみても極めて珍しく、現在、金・土・日・月に加えて祝日のみ一般に公開されています。

そんな同施設で、現在行われている企画展では、昭和16年から終戦直後まで存在した国民学校の資料を中心に戦時下の林田藩が紹介されるほか、男の子の立身出世を願った「端午の節句展」も同時開催。5月人形や兜が飾られており、5月5日には無病息災を願い、菖蒲が軒下に吊るされます。

そのほか、子どもの日イベントとして、先着50人の子どもに菓子入りこいのぼり袋がプレゼントされ、中学生以下の親子での来館者は入館料が無料になります。

同施設では「現在の中1、中2くらいの学年と同い年の生徒たちが、学校生活とはかけ離れた戦争という状況に否応なく飲み込まれていくようすが窺える写真や資料を展示しています。戦後78年たった今だからこそ見ていただき資料です。ぜひご覧ください」と見どころを伝えています。

＜記者のひとこと＞
江戸の空気を今に伝える貴重な建物を舞台に、日本の伝統的な文化に触れられそうですね。

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