ミシュラン星獲得店でいただく絶品“炙り鴨せいろ”
手打ち 十割蕎麦『芦屋 かぶらや』へ行ってきました 芦屋市
“関西はうどん文化”と言われますが、本当にそうなのでしょうか。「芦屋 かぶらや」は、6年連続ミシュランの星を獲得した蕎麦の名店。こちらの「鴨」は、お客さんの7~8割が注文する名物メニューです。
いただいたのは「炙り鴨せいろ」。手打ちの十割蕎麦と炙り鴨はたたきかローストから選べます。まず、出てきた蕎麦の細さと美しさに目を奪われ、思ったよりボリュームのある鴨に驚いてしまいました。
独自の調理法を施した鴨はスモークされ、提供する直前に炙っているので香ばしさがあり、クセがないことにびっくり。聞いてみると、餌にこだわりがある生産者の京鴨を使用しているとのことで、鴨に苦手意識があった人もこれなら食べられると来店されるのだとか。
焼きネギ、きのこ、鴨つくねなどが入った濃いめの温かいお出汁に、しゃぶしゃぶと鴨を泳がせて蕎麦と一緒に食べ進めていくと、鴨の脂やきのこの旨味、ネギの甘みが合わさりどんどん味が深くなっていきます。
最後はトロッとしたそば湯に最初は濃いと感じたお出汁を足して飲んでみると、何とも言えない複雑な味わいに変化していました。
フォークから逃げていく?ほど、ふるふるとした「わらび餅」は配合と練り方に秘密があるそう。深煎りのきな粉とのバランスも絶妙、23年間かけてできた至極の一品です。
人気を二分する「そば茶プリン」は、クリームがはいっていないのにしっかりコクがあり、カリカリの蕎麦茶の食感も楽しい。食後にどちらかは食べておきたいですね。
店主の小林さんは商社勤務をしていた頃にフランスなど数々のレストランに足を運び、シェフとの交流を深めてきた経験から西洋の食文化に造詣が深く、それを生かした同店のメニューにはどこかちょっとだけヨーロッパのエッセンスが盛り込まれているとのこと。
蕎麦といえば<和>のイメージですが、それも大切にしつつ他と同じにならないようなオリジナルの部分を表現したいと語る小林さん。有名店であっても探求心は忘れず、美味しいものを食べる“喜び”を感じられるお蕎麦を届けます。
詳細情報
- 店舗
- 芦屋 かぶらや
(芦屋市打出小槌町6-9)
GoogleMapで探す - 営業時間
- 11:30〜14:00(L.O.13:30)
- 定休日
- 不定休
臨時休業はこちらで確認を - 駐車場
- 有(2台) 近隣にコインパーキングも有
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