ハンドドリップとラテアートの競技会優勝バリスタがいるお店
『coffee up!(コーヒーアップ)』に行ってきました 神戸市中央区
神戸駅から歩いて5分ほどの場所に、話題のカフェスタンド『coffee up!』があります。
オーナーの福富真麻さんは「オーストラリアのメルボルンのように、もっと暮らしに息づくコーヒー文化を日本にも広めたい」と2018年11月にこのお店をオープンしました。
元々小学校の先生だったオーナーは、30歳を前にワーキングホリデーの制度を利用してオーストラリアへ。「どちらかといえばコーヒーは苦手でしたが、メルボルンで出会ったコーヒーの美味しさに感銘を受け、毎日カフェ巡り。当初は1年だけ休職し日本に戻るつもりが、気づけばそのまま現地でバリスタに転職してしまったんです」という経緯からこの世界に飛び込んだそう。
メルボルンは世界中のバリスタが修業にくるメッカと言われ、そこでの経験からより深くコーヒーの味と品質にのめり込んだそう。ラテアートの世界チャンピオンでもあるご主人の智也さんは、今年4月に専用の焙煎所を構え、ふたりで味の探究に余念がありません。
「厳選した単一農園・単一品種の豆を、高い品質のまま、最高に美味しい状態でお客さまに届ける。そのためには知識と技術、ホスピタリティが大切だと思っています。もっと日常にスペシャルティコーヒーを味わってほしく、スタンド形式で手に取りやすい価格にしています」とのこと。
今回は、常時5種類ほど揃えられているシングルオリジンから、「ETHIOPIA(エチオピア)」の浅煎りをセレクト。一緒に提供されたカードには原産地や品種、精選方法や標高に加え、味などについて詳しい説明書きがあり、読みながらいただくと、初心者の私でも豆の味を感じられ、コーヒー通になったようで楽しい。
あまり聞きなれない「FW(フラットホワイト)」は、オーストラリアではポピュラーなドリンクだそう。普通のラテやカプチーノに比べ表面のフォームドミルクが少ないのが特徴で、口をつければすぐにエスプレッソにたどり着けます。
季節限定の「オレンジラテ」は、オレンジとコーヒー豆、黒糖を1週間漬けこんだ「コーヒーインフォームドシロップ」の甘さと香りを楽しむ飲み物。カップを持ち上げると鼻腔にふわっと香るドライオレンジの華やかな甘酸っぱさに、スパイシーなシナモンのフレーバーがマッチ。
一緒にいただいたお菓子は「オレオとクリームチーズのマフィン」。メルボルンで働いていたお店のオーナーに教わった秘伝のレシピによるもので、マフィンの中にダイスチーズがごろごろ入り、甘味と酸味、旨味のバランスはヤミツキになりそう。
「コーヒーをもっと好きになってもらって、いつでも立ち寄れるお気に入りの場所になれば」と語る福富さん。コーヒーの美味しさはもちろん、スタッフ皆さんの笑顔にも癒される素敵なお店でした。
詳細情報
- 場所
- coffee up!(コーヒーアップ)
(神戸市中央区相生町5-10-1-101)
GoogleMapで探す - 営業時間
- 9:00~17:00
- 定休日
- 木曜日
- TEL
- 078-585-7474
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