フランスと日本のいいとこどり!野菜の美味しさ満載のフレンチ
『Restaurant Aoi(レストラン・アオイ)』に行ってきました 神戸市中央区
神戸駅から歩いて5分ほど、湊川神社の近くにある『Restaurant Aoi(レストラン・アオイ)』。西区神出の畑で採れる無農薬野菜を使った繊細な仏料理で、2008年のオープン以来、幅広い年代のお客さんに人気のお店です。
店名の『アオイ』は長女の葵さんの名前に由来。お嬢さんの誕生が独立のきっかけで、「娘が物心つくまでは何としても頑張ろうと、自分を奮い立たす意もこめて店名を決めました」と話すオーナーシェフの小畠昇竜(おばた・のりかみ)さん。その葵さんも今では高校一年生、気が付けば今年で創業15周年を迎えています。
小畠さんは、大学時代に飲食店のバイトを通じて料理の魅力に開眼。卒業後に渡仏し、一つ星レストランで修業を重ね、帰国後は「キュイジーヌ・フランコ・ジャポネーズ(日仏融合料理)」を編み出した、かの有名な瀬田金行シェフに長年師事していたという経歴の持ち主。
「味噌や醤油など和の調味料を使ったり、新鮮な旬野菜を取り入れるなど、日本人の口に合うフランス料理をお出ししています」と小畠さん。今回はAコースのディナー(3,450円・税込)をいただきました。
アミューズは「太刀魚のロースト 焦がしバターのソース」。表面をカリッと焼いたベーコンで巻いた淡泊で上品な旨味の太刀魚を、こくのある焦がしバターソースで味わいます。
前菜の「秋刀魚とキノコのテリーヌ 山椒ソース」は季節を楽しめる一皿。ナイフを入れるとふわっと柔らかで、甘味が増した柿と生の野菜と一緒に。
続くスープは「じゃがいものポタージュ」。ふわふわのカプチーノ仕立てに、じゃがいもの土の香りと玉ねぎの甘みが合わさり、野菜の美味しさそのままをいただいているかのよう。
メイン料理は「牛ほほ肉の赤ワイン煮込み」。開店以来の人気看板料理で、ほろほろと舌の上でほどけるような柔らかさは絶品。圧力鍋ではなく寸胴鍋で6時間煮込むことで乳化を促し、まろやかで濃厚な味わいに仕上がっています。
デザート盛り合わせは、3種ともぺろりと平らげてしまう美味しさ。
「もう一品いかがですか」と出されたのは、アラカルト人気No.1のメニューの「ズワイガニのスクランブルエッグ」(800円・税込)。蟹の旨味がじゅわっと口の中でひろがり、次に玉子の優しい甘さとクリーミーな白ワインソースが混ざり合う至極の一皿。
食事でこんなにも幸せになれるんだ、と実感できる素敵な料理がいただける『アオイ』。12月23日~25日はクリスマスのランチコース3,450円(税込)&ディナーコース6,900円(税込)、年末は「おせちならぬ?オードブル盛り合わせ」18,000円(税込)もご用意されているそう。残り少ないそうなので、気になる方はお早めに。
詳細情報
- 場所
- レストランアオイ
(神戸市中央区多聞通4-1-6)
GoogleMapで探す - 営業時間
- 11:30~14:00(L.O.)
17:30~21:00(L.O.)
- 定休日
- 日曜日、第3月曜日(祝日の場合は翌日火曜日振替)
- TEL
- 078-754-8504
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