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食べる芸術作品!うどん屋だからできる秋スイーツ
うどんと天ぷら店「悠々ソフト」実食レポ 尼崎市
阪急塚口駅(尼崎市)から徒歩5分、うどんと天ぷらで有名な「米と天ぷら 悠々(ゆうゆう)」では、今年7月から『悠々ソフト』が新登場!うどん屋さんのソフトクリーム?気になって訪問してきました。
今年で10周年を迎えた、塚口さんさんタウンに店を構える「うどん工房 悠々」の姉妹店がこちらの「米と天ぷら 悠々」。ランチタイムはひっきりなしに客が訪れる人気店です。
ソフトクリームを提供するにあたって、外観もリニューアル。外からでも注文ができるように小窓が付け加えられました。
ソフトクリームは、「悠々ソフトクリーム」「悠々芸術ソフトクリーム」「北海道ミルクソフトクリーム」の3種類。トッピングでは、うどんスティックや黒みつ&きなこ、宇治抹茶パウダーの追加が可能です。
こちらは1番人気の「悠々ソフトクリーム」。北海道ミルクソフトクリームのまわりには、自家製麺のうどんスティックや、糖度が高い鹿児島県産の紅はるか天ぷら、お芋チップスが鮮やかに盛り付けられています。まさに食べる芸術作品!
うどんステックは同店のロゴにもなっている、縁起の良い水引の形でそえられています。うどんを1日寝かしてから揚げるため、ほどよい塩味が心地よくミルク感たっぷりのソフトクリームとの相性が抜群!カリカリとした食感がスナック感覚で楽しめ、「おつまみとして家でも食べたい」と早速とりこになっているお客も多いとか。
手打ちうどんのため、日によって表情が変わりますよ。鹿児島県産の紅はるか天ぷらは、低温でじっくり熱を入れて甘さを引き出してから揚げるため、ふっくらやわらか。そびえ立つお芋チップスは、サクサクとしていて、天ぷらとはまた違った芋の風味が味わえます。
コロナ渦において飲食店の営業が大きく制限されるなか、アイドルタイムの時間帯も提供できるものはないか…、従業員の生活を守っていきたい…、お客さんに明るい気持ちになってほしい…、そんな想いで誕生したのがこちらのソフトクリーム。
スイーツに関する知識や技術は、ほぼゼロに近かった店主の中山さんは、洋菓子店を経営する知人から導入する機械を、学生のスタッフから「いまはプラスチックより、紙の容器やスプーンが環境にもいいですよ」といった、周囲から様々なアドバイスをもらいながら“うどん屋さんにしか出来ないスイーツ”の完成に至りました。
基本はテイクアウト用スイーツですが、店内が空いているときはイートインも可能。
京都の和傘屋さんの照明を配置したりなど、女性店主ならではの感性が随所にあらわれた和テイストな空間です。
ランチは、こちらの「鶏と半熟玉子の天ぷら丼ぶり」(1,000円)や、「七品のおばんざいと濃厚玉子天つき天ぷらごはん」(1,280円)などを提供し、ディナーは、季節野菜の天ぷらをアテにクラフトビールや日本酒などアルコール(※緊急事態宣言中は提供自粛)を楽しみながら居酒屋使いもOK。同店の天ぷらは、100%米油でさくっと揚げているので軽く香ばしく女性にも大人気!ご飯は兵庫県養父市の蛇紋岩米を使用。粘り気が強く甘みもあって天ぷらとの相性も抜群です。
もともとは、店主中山さんの父親がうどん屋を営んでいましたが、その味を娘が引き継ぐわけではなく、あえて「自分で研究して新しい味を生み出してほしい」「新しいスタイルでお客さんを獲得してほしい」と、当時会社員だった中山さんは、退職後大手チェーン店や個人店で修行。男性のうどん職人が多いなか、女性だからできるお店にしたいとオリジナリティーを極めて、今では熱烈なファンの多い唯一無二のお店となっています。
味のおいしさや見た目の美しさはもちろんですが、食事の際に提供されるお茶に、スモーキーな香りの京都のいり番茶を使用するなど、きめ細かい心配りの数々が、お客さんに「また行きたい」と感じてもらえるんだろうな~。
「米と天ぷら 悠々」「うどん工房 悠々」ともにテイクアウトメニューも充実。オフィスでのランチや、自宅での夜ご飯に気軽に利用ができます。「新しいことをはじめると、スタッフもお客さんも周りが生き生きする。コロナ渦で思うように営業ができないなか、うどん屋のスイーツといった少しかけ離れたことをはじめてみました。これからも他店の良いところを参考にしていきたいですし、飲食店同士が一緒にできることは協力しながら街を盛り上げていきたい」と店主は語ってくれました。秋にぴったりのソフトクリームを食べて、皆さんも明るい気分になってくださいね!
詳細情報
- 店舗
- 悠々ソフト
(尼崎市南塚口町2-15-28 米と天ぷら悠々内)
GoogleMapで探す - 営業時間
- 11:30〜20:00
- 定休日
- 月曜
- TEL
- 06-7709-4996