森羅万象を描き尽した、絵画の百科事典から200点を展示

明石市立文化博物館　春季特別展「浦上コレクション 北斎漫画」明石市

明石市立文化博物館で春季特別展「浦上コレクション 北斎漫画」が開催されます。期間は4月17日から5月23日まで。

江戸時代後期の浮世絵師・葛飾北斎は、自ら「画狂人」と称し、その90年におよぶ生涯をかけて、画道探求に情熱を燃やし続けました。『北斎漫画』は全15編で構成され、山水、人物、動植物、建築物、妖怪まで森羅万象を描き尽した、絵画の百科事典ともいえる絵手本です。初編が文化11年（1814）に発行されるとベストセラーに。北斎没後もその人気は途絶えることなく、第十五編は明治11年（1878）に刊行されたロングセラーでもあります。
葛飾北斎《人物百態》 初編　浦上コレクション
同展では、世界一の質と量を誇る浦上満氏の『北斎漫画』コレクションの中から、厳選された約200点が紹介されます。また期間中、浦上氏の講演会や、同館の学芸員によるミニ鑑賞講座が行われますので、見どころを知りたい方は参加してみてはいかがでしょうか。いずれも参加費無料（※高校生以上は観覧券要）で、往復はがきによる申し込みが必要です。詳細はこちらをご覧ください。

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