著名な演劇人が豊岡に集結

「日本劇作家大会2014　豊岡大会」開催

　演出家、劇作家、制作者、俳優など幅広い立場から演劇に関わるプロフェッショナル188名が参加し、期間中52のプログラムを展開するイベント「日本劇作家大会2014」が、城崎国際アートセンター（豊岡市）をメイン会場に6月12日から15日まで開催される。

　4月に開設された同施設のオープニングイベントとして企画され、その特徴となる「滞在し、良質な環境の中で舞台制作に取り組むことができること」などを参加者に広くアピールすることが狙い。「市内全域を使い、これだけの著名な方々が当地にいらっしゃるイベントは珍しい」と同市広報担当者が自負する通り、日本演劇界を代表するメンバーがコウノトリと温泉の街・豊岡に集結する。
14日に行われる講演会「夢見る力―舞台に恋して」では、人気ドラマ『あまちゃん』に出演するなど広く活躍する渡辺えりさんが、これまで演じてきた舞台や映像の仕事でのエピソードを通し舞台の面白さを語る。また、第15回鶴屋南北戯曲賞受賞作品「をんな善哉」を、女優の竹下景子さんや俳優の渡辺哲さん、声優の田中真弓さんらが朗読するイベントや、実際に同施設に滞在して制作された舞台作品の上演などが催される。
ドラマ「戦力外捜査官」（’14）の脚本を手がけた鴻上尚史さん、NHK連続テレビ小説「まんてん」（’02）の脚本も手がけたマキノノゾミさん、劇団扉座主宰・横内謙介さんなど、90名以上の劇作家も参加。期間中は、上演・ワークショップ・シンポジウムなど多彩な内容が盛り込まれ、同市では延べ6,000人の来場を見込んでいる。

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